今回はこれまで当店のライドイベントに参加されていたお客様が新たなバイクとしてお選びいただきましたTREKの新型Madone SL 5になります。
完成車にShimano ULTEGRAカーボンホイールやBontrager Aero Pro Roadハンドルバーを初めから組み込み、2種類のフレームコーティングをかけ、過去に当店で受けられたフィッティングデータを元にポジションも合わせることでお客様に合わせた最適な仕様にてご納車させていただきました。
パーフェクト組立によりフレーム・フォークのみの状態まで一度分解します。
その際、特殊な研磨機具を用いて梱包材等により付いたフレームの微細な傷を研磨し磨き上げ、傷のない綺麗な塗装の上からガラスコーティングを施工します。
上記写真はガラスコーティングのBefore/Afterになります。
Beforeでは光を浴びると乱反射し縦に細長く伸びて、まわりの細かい擦れ傷も見えますが、Afterでは光の反射が集約して見えるのが分かります。
クレストヨンド社コーティング剤の「ガラスの鎧」はクリスタルガラスに匹敵する表面硬度7H~9H(塗装面の約3倍の硬さ)になりますので耐久性の向上、そして汚れの付着しにくさや小傷の防止効果が得られます。
また同社による「カミナリの鎧」を併せて施工することで導電性シリコン採用により電気を流すコーティング被膜を形成し、整流効果による空気抵抗の低減、ホコリのつきにくさ、また極めて高い光沢感と撥水効果を発揮します。
組み立て前に実測重量を計測したところ、Madone SL GEN XSサイズのフレーム重量は960g、フォーク重量は360gでした。
STAR☆BIKESオリジナル組立サービス、パーフェクト組立を行う事日本の高温多湿な環境に合わせたケミカルの選定をし、丁寧に組み上げていくことで長く安心してお乗りいただけます。
今回は車体のご注文と併せてBontrager Aero Pro Roadハンドルバーにハンドルをアップグレードされました。
メーカー組立ではケーブルが長くハンドル手前に飛び出ていましたが、一から組み上げお客様のポジションをお出しした上で組み上げるのでケーブル周りの見た目もスッキリさせることができます。
ポジションに合わせてコラムカットし、見た目も格好良くなりました。
お選びいただきましたSUPACAZのスターフェードバーテープ(プラチナカラー)ともマッチしていますね。
BONTRAGERのBlendrシステムを使い、GARMINサイクルコンピューターとCATEYE VOLT400neoをお取付けしました。
組み上げるにあたりここ最近のケーブルフル内装モデルはステム付近までケーブルが内装される為、ハンドルを大きく切るとケーブルがフレーム内部で引っ張られます。そのため、フレーム内に弛ませるためのケーブル長を考慮した上で組む必要があります。
上記画像はフロントディレイラーのシフトアウターケーブルですが、ハンドルを切った際のケーブル余力分を確保するために、実施の長さは右画像ですが左画像の長さの差分フレーム内にケーブルを仕舞っています。
ホイールは以前ご購入いただいたWH-R8170-C50-TLを前のバイクから移してお取付けしました。
前後重量1570gとミドルグレードのカーボンホイールとして使い勝手が良く、リムハイト50mmは今回のMadone Gen8とも相性が良いです。
SUPACAZのボトルケージ2個を取り付けた状態での総重量は8.09kg。
通常の完成車仕様から約600g程度の軽量化となりました。
タイヤはチェレステカラーが好きなお客様のご要望に合わせてPIRELLI P-ZERO RACE クリンチャータイヤ チェレステカラーをお取り付けいたしました。
オーナー様、お待たせいたしました。
このレーシーに仕上がった新型Madone SL Gen8に乗って一緒にクリテリウムやヒルクライムレースを楽しみましょう!
STAR☆BIKES 瀬谷