ロードバイクを使って宿泊を含む長期ツーリングを行うには荷物を多く運ぶための装備が必要になってきます。
また車体選びに関しても長い距離を快適に走ることができ、荷物を載せるためのキャリアやケージを取り付けるための台座が設置されているバイクを選ぶ必要があります。
今回はそんな長期ツーリングを行うのに適した車種と装備をご紹介します。
目次
おすすめ車体
TREK Domane AL 2 Gen 4 (¥165,000-)
Domane AL 2は、スピーディーで多用途のパフォーマンスロードバイク。ロードライドをこれから始める方に最適だ。Alphaアルミフレームは太めのタイヤクリアランスを備え、8速のShimano Clarisドライブトレイン、ラック、フェンダー、トップチューブのマウントを採用。快適な姿勢でロングライドを楽しめる。— Domane AL 2は、グループライド、スピーディーな通勤、さらには舗装路を外れてグラベルを探索するのにもぴったり。
スタッフ一押しポイント
アルミフレームとロングツーリングに最適なエンデュランスロード
Domane ALはTREKにおけるロングライドに適したエンデュランスモデルです。他のモデルと比べアップライトな姿勢で乗れるので長時間乗ってきても腰や上半身が疲れにくいです。
またアルミフレームは耐荷重に優れており、重い荷物を載せるリアキャリアを取り付けることが可能です。
シンプルなワイヤー引きディスクブレーキ採用
シンプルなワイヤー引きディスクブレーキを使うために、あえてエントリグレードのDomane AL2を選んでいます。
構造が分かりやすく、出先のブレーキトラブルの際に近くのサイクルショップで解決しやすく、消耗品のブレーキパッドも取り扱いの多いシマノ製パッドと互換しています。
幅広なタイヤクリアランス
Domane ALは取付タイヤ幅をフェンダー無しで38mm 、フェンダーありで35mmまで付けることが可能です。
ツーリング仕様では咄嗟の雨で身体が冷えないようフェンダーの取付がお薦めです。
またタイヤ幅を32~35mmにすることで空気減少速度を落とし、大型ポンプを使用できない状況下でも頻繁に空気入れを使わずに済みます。
おすすめ装備
リアキャリアとパニアバッグ
宿泊を含むツーリングであれば着替えやタオル、防水ウェア、特に寒い時期であれば防寒ウェアは嵩張るためリアキャリアを取り付けて大型のパニアバッグがお薦めです。
パニアバッグは大型のサドルバッグと比べて重い荷物を低い重心位置に取付できるので、走行時に車体の安定感が増します。また防水タイプのパニアバッグを選べば咄嗟の雨でも中の荷物を濡らさずに済みます。
パニアバッグは車体の両サイドに取り付けて沢山の荷物を運ぶことができます。
もしそれでも足りないようならばリアキャリアの上に専用のトランクバッグを取り付けることもできます。
但し、キャリアとバッグの取付には相性がある場合、注意が必要です。
例えばTOPEAKであればリアキャリアとトランクバッグは専用構造によりワンタッチで取り付けることができます。
BONTRAGERであればMIK マウントシステムを採用しているため、MIK対応のリアキャリアとバッグで組み合わせる必要があります。
トップチューブバッグ
トップチューブバッグはスマートフォンや小銭入れ等、小まめに取り出すもの入れておくには最適です。
またバッグの取付方法がバンド式ではなくボルトオン式(フレーム側に取付台座必要)であれば、ダンシング時や信号待ちの際に膝が当たってもバッグがズレることがないため、より快適に使用できます。
フレームバッグ
フレームバッグはトップチューブバッグと同様に乗車時でも必要な荷物を取り出しやすく、またより多くの荷物を入れることができます。
注意点としてはバッグの大きさによりフレームと相性が出たり、ドリンクボトルを取り付ける空間が確保できない場合があるため、事前にサイズをよく確認して購入しましょう。
フェンダー(泥除け)
フェンダーを付けることでタイヤから跳ね上がる水しぶきを防ぐことができ、雨での走行時に身体や荷物が濡れにくくなります。フェンダーはフレームのクリアランスや取付方法、適正タイヤ幅の相性があるため、事前によく確認してから購入しましょう。
ナビ付サイクルコンピューター
GPS機能を用いたナビ付サイクリングコンピューターがあれば、事前に決めた走行ルートを登録しておけばその通りにサイクルコンピューターがナビをしてくれます。
長期ツーリングであれば稼働時間が長いことや使用しながらモバイルバッテリーで充電が可能かどうかも注目しておきたいです。
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて8年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場はMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。