トライアスロンに取り組んでいるお客様がご使用のバイクはリムブレーキのCEEPO MAMBAになります。
飛行機輪行や遠征でも使い勝手の良いリムブレーキモデルでホイールのアップグレードを希望され、カーボンリムかつ設計に信頼におけるDT SWISS社の「ARC 1400 Dicut 48」をご提案させていただきました。
BONTRAGERやRovalといった有名ホイールのハブやスポークにも採用されているDT SWISSは高品質で優れたホイールブランドです。
その中でARC 1400 Dicut 48はセカンドグレードにあたるホイールで、ARCは最もロードレースに特化して設計されたエアロシリーズのモデルです。
またリムの設計には空気力学の専門家であるSwiss Sideと提携しているため、エアロ効果にも信頼がおけますね。
リムハイトは同モデルに48㎜、62㎜、80㎜がラインナップされており、トライアスロン中心であれば62mm以上の選択肢を選ぶことが多いですが、今回はロードバイクであり普段の練習コースにアップダウンを含み、今後トライアスロン以外での使用用途を考慮しオールラウンドな48mmを選択されました。
セカンドグレードといえど採用されているパーツのグレードは高く、ハブの240ベースにラチェットEXPは軽量でBONTRAGERのAEOLUS RSLなど最上級モデルのホイールにも採用されています。
また内幅は17mmとリムブレーキにおけるワイドモデルで25cタイヤとの相性に優れています。
こちらのホイールにはカーボン用ブレーキシューやスルースキュアー、チューブレスバルブにSRAM XDRフリーボディまで付属しています。
ホイールの実測重量はチューブレスリムテープ込みでフロントが723g、リアが849,7gで合計1572,7gでした。
タイヤはPanaracerで人気のAGILESTシリーズより耐久性に優れたDUROの25cを選択。
耐久性重視と聞くと重量が重くなるイメージですが僅か225gと軽量です。
またチューブはBONTRAGERから軽量ブチルチューブで実測重量は66gとこちらも軽量です。
ARC 1400 Dicut 48のリムには注意文が貼られており、ブレーキシューにSWISSTOP BLACK PRINCEのみ使用するように書かれています。またチューブ仕様とチューブレス仕様で最大空気圧も異なるので注意が必要ですね。
この度はホイールアップグレードのご依頼をいただきありがとうございます。
DT SWISS「ARC 1400 Dicut 48」でトライアスロンにおける良いご報告をお聞きできることを楽しみにお待ちしております。
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて8年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場はMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。