当店ではMyVeloFitによるAIフィッティングと国際的なフィッティング経験をもつフィッターによる複合的な判断を用いてお客様の理想のポジションを導き出すオリジナルフィッティングサービスを行っています。
今回はTREK Madone SL 6 Gen 8のご購入を決められたお客様のバイクサイズ決定とポジション確認を目的に当店のAIフィッティングサービスをご利用頂きました。
メーカーの適正身長だけで判断すればMサイズだったものの、実際にフィッティングを行うとお客様の乗り方やポジションを確認した上で決まったサイズはSサイズでした。
新型のMadone Gen 8は新しいサイズシステムとジオメトリーやサドル高の調整幅により、事前のサイズ選びが大変重要になります。車体のご注文前にはフィッティングサービスを受けることで安心してお乗りいただけます。
当店のAIフィッティングサービスに関してはこちらから↓
フィッティングは店内にてローラー台を用いて行います。
またお客様の坐骨結節間の幅やサドル形状との相性を確認し、サドルを交換してお客様に最もしっくりくるサドルを見つけ出します。
TREKの直近のモデルにはケーブル内装のために専用ステム「RCS PRO ステム」が採用されています。
こちらはお客様自身で交換したりコラムスペーサーを脱着するには手間がかかりますが、フィッティングであれば専門のスタッフがスムーズに交換を行い、様々なポジションをその場で確認することができます。
今回はお客様がブルベといったロングライドを主体とした乗り方だったため、完成車に付属し前傾姿勢が取りやすいAeolusサドルからアップライトな姿勢も取りやすくクッションも快適なVerseサドルに変更となりました。
フィッティングで決まったポジションはサドルが変わるとポジションも変わります。
ご自身に合ったサドルを探す際は同時にフィッティングを受けられることをお薦めします。
お客様は既にロードバイクに乗られており、富士山一周をしたこともあり体幹は備わっていました。
フィッティング前には身長からMサイズかと思われていたものの、実際にポジションを確認するとSサイズかつステムも標準よりも低い位置が快適であり、ペダルに力も入れやすいポジションということが分かりました。
併せてクランク長も170㎜が付いたMサイズではなく165㎜が付いたSサイズが最適だったため、結果として交換するパーツはサドル以外では無しでポジションが決まりました。
メーカーの適正身長だけ見ても絶対にその人にとって正しいフレームサイズとは限りません。
車体ご購入と併せてフィッティングをご利用頂ければ、お客様の身体に合わせたポジションに対してのサイズ選びで間違うリスクを避けられます。
この度は車体ご購入と同時に当店のAIフィッティングサービスをご利用いただきありがとうございます。
トレック マドン SL 6 Gen 8の完成を楽しみにお待ちください。
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介（メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ）
自転車業界に勤めて7年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。
