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【ヒルクライム必至カスタム】Magene製 超軽量TPUチューブ

こんにちは、富士ヒルを目前に控えたスタッフの瀬谷です!
話題のTPU(熱可塑性ポリウレタン)チューブが入荷してきました。
ブチルのゴムチューブに対して圧倒的な軽さを誇るTPUチューブ、出始めの頃は1本あたり4,000~5,000円程度でしたが、今回入荷してきたのは1本なんと1,650円!
Magene(マージーン)から新しく発売されたEXAR TPUチューブご紹介いたします。

60mmバルブの実測重量

Magene EXAR TPUチューブ
バルブ長:60および75㎜
¥1,650-(税込)

今回店頭に入荷してきたのは60mmバルブ長になります。
75mmバルブ長はお取寄せにてご用意が可能です。

特徴はなんといっても驚くべきその軽さ。
今回入荷した60mmバルブ長を計測したところ、実測重量はなんと35.8g
一般的な1,000円前後のブチルチューブが100g~120gなので、このチューブに変えるだけで70g程度の軽量化が可能です。

機能紹介(公式サイトhttps://growtac.com/products/exar-tputube/より)

TPUチューブはメーカーによって仕様が異なるのですが、Mageneではディスクブレーキおよびリムブレーキどちらも使用可能です。

機能紹介(公式サイトhttps://growtac.com/products/exar-tputube/より)

一般的に軽くて生地も薄いなら、パンクしやすいのでは?と考えますが、実はTPUチューブの方がブチルチューブと比べて、突き刺しに対する耐パンク性能は高いです。

左:Bontrager 右:Magene

「バルブ長が60㎜と書いてあるけど、普段使っているチューブよりも実際は短くてホイールに合わなかった」…なんてことたまにありますよね。そこで今回は実際に計測して比較しました。
比較対象はBONTRAGERのLightweight Presta Valve Bicycle Tube 60mmになります。

根本からバルブコア先端までは約69mm、根本からバルブ先までは約59mmでした。

BONTRAGERのLightweight Presta Valve Bicycle Tube 60mmと比べると実測で5㎜程度長いことが分かりました。
同じ60mm表記でも意外と差がありますね。Mageneは表記に対し長めではありますが、バルブ素材が金属ではないためホイールバランスは大きく崩れにくいです。

タイヤにはめる際の注意点ですが、先にチューブをタイヤの形になる程度まで膨らませます。
ただしTPUの特性上、一度生地が伸びると元に戻らないため、圧力を0.5bar/8psi以下で空気を入れてください。
またコンプレッサーのような瞬間的に大量の空気が入るものは使わずに、一般的なポンプで調整して入れましょう。

メーカーからはこの時点で水につけて初期不良の穴あきがないか確認の指示があります。
もしここで確認せずにタイヤにはめてから穴あきがあった事に気付いた場合には、アフターサービスの対象外になるとあります。

実際にスタッフの瀬谷も60mmバルブをBontrager Aeolus RSL 51ホイールに導入してみました。
51mmハイトのリムからバルブ先も充分に出ているため、ポンプが差し込みにくいということはなかったです。
ノーマルチューブ(1本115g)からMagene EXAR TPUチューブ(1本36g)に変えただけで、
前後合わせて約160gの軽量化となりました!

掛かった費用はチューブ代だけなら約3,000円です。
経験則でスポーツバイクを軽量化をするにあたり、100g軽くするなら30,000円程度掛かることが多いのですが、Magene EXAR TPUチューブならその10分の1の費用で160gも軽くできました。

先日の当店ライドイベント「CLIMBオーバーカムライド」でも実際にMagene EXAR TPUチューブを入れて走ってきました。
BONTRAGER R3タイヤ 25cと組み合わせて90psiで使用しています。
タイヤ周りで軽量化できた分、走行時に転がりの軽さを感じました。
またヤビツ峠の登りでもホイールが回転することに対して負担が小さくなり、少しですが楽に感じます。
ただしTPUチューブは個人的な見解ですが、低圧での走行に向かないため25c前後のタイヤならば少なくとも90psi以上で乗ることをお薦めします。そのためブチルチューブと比べると、TPUの素材感と合わさって乗り心地は少し硬いと感じました。
そう考えると、長時間のロングライドよりも短時間のヒルクライムレースなどの軽量化でメリットのある運用がお薦めだと言えます。

もしこの記事を読まれている方でヒルクライム挑戦にあたり、トレーニング重視のタイヤにノーマルチューブを使っているなら、最後の一押しでMagene EXAR TPUチューブに軽量タイヤに変更して軽量化してみてはいかがでしょうか?
例えば上記写真のBontrager R2 Hard-Case Lite Road Tire 700×25c(\6,500-)と同じくBontrager Standard Presta Valve Bicycle Tube 48mm(¥1,190-)を組み合わせた場合、タイヤ重量245g(1本)とチューブ重量115g(1本)で計360g、前後であれば720gになります。

それがPanaracerから発売されている超軽量タイヤAGILEST LIGHT 25c(\7,590-)と今回紹介したMagene EXAR TPUチューブ60mm(\1,650-)に変更すれば、タイヤ重量170g(1本)とチューブ重量36g(1本)で計206g、前後であれば412gと308gの軽量化が可能です!

タイヤ周りでこれだけの軽量化が出来れば、ヒルクライムレースでも結果に影響を与えてくれます。
上記写真の組み合わせは1台分であれば、ご用意が可能です。(5月30日、12時時点)

是非、大事なヒルクライムレース最後の一押しとしてMagene EXAR TPUチューブを試してみてはいかがでしょうか?

STAR☆BIKES 瀬谷

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この記事を書いた人

スターバイクス代表