全米No.1スポーツ自転車ブランド「TREK(トレック)」のロングライドモデル(エンデュランスモデル)の「ドマーネ AL」がフルモデルチェンジしました。
快適で安心の「TREK Domane AL GEN4」はどのようなスポーツバイクなのでしょうか。
本記事の最後でもご案内しておりますが、新型TREK Domane AL シリーズについてYouTube動画も作成しております。
そちらもぜひご覧になってみてください。
スポーツバイクとは
スポーツバイクとはサイクリングすることを目的にされ開発された自転車です。
世界各地で行われるレースやサイクリングイベントに参加するような本格的なバイクはもちろん、日常の運動不足解消や通勤、通学、週末のダイエットandフィットネスと、使い方は人それぞれです。
スポーツバイクは多くの種類があり下記のように大分類されています。
スポーツバイクのカテゴリ
- ロードバイク
- マウンテンバイク
- クロスバイク
- キッズバイク
- トライアスロンバイク
これらの中にも多くの種類があります。例えば砂利道も走れるようなロードバイク「グラベルロードバイク」や、マウンテンバイクの中でも障害物を超えるために開発された「トライアルバイク」など。
今回トレックからフルモデルチェンジで登場した「TREK Domane AL GEN4」はロードバイクになります。
ロードバイクとは
ロードバイクにもいくつかのモデルがあります。代表的なロードバイクは、舗装路を走るために開発されています。
しかしサイクリストによりイメージするサイクリングは異なります。
レーシングモデル(軽量モデル、オールラウンドモデル)
レーシングモデルは最も高い速度で走れる傾向があります。
加速力や軽量性に富んでいたりとステータスは様々です。
またフレームの剛性は高くなっています。
ロングライドモデル(エンデュランスロードモデル)
ロングライドモデルは快適性が高く、長時間のサイクリングでも体が疲れにくく保てる傾向があります。
BBドロップが大きめで低重心化されていたり、ヘッドチューブが長めに設計されていることが多く、前傾になりすぎない乗車姿勢を確保できます。
エアロレーシングモデル
風洞実験施設を使用し、空気を切り拓き進む中で抵抗を受けにくい形状になっています。
また空気中を通過した後にもスリップストリーム(通過した物体を進行方向とは逆方向に引き戻そうとする気流)を発生させないような形状でもあります。
その他にも例えば先述の「グラベルロード」や「シクロクロスバイク」などもロードバイクに分類されます。
今回ご紹介する「TREK Domane AL GEN4」はロングライドモデルになります。
TREK Domaneとは
Domaneというモデルは以前よりロングライドモデルとなっており、快適性の高いモデルとなっております。
長距離のサイクリングをしたい方や、マイルドな乗り心地を求めている方、小さな段差や多少の未舗装路も気にせず走りたい方に向くモデルです。
そのような理由から初心者の方から絶大な支持を集めています。
※本来はパリ~ルーベなど荒れた路面を走行するレース「クラシックレース」等でリザルトを残すために開発されたモデルになります。
TREK Domaneの特徴
- 幅の大きなタイヤを装着できる
- 低重心化され不安定感があまりない
- あまり前傾になりすぎず上半身が疲れにくい
- オフロードタイヤ、フェンダー(泥除け)やキャリア(荷台)、専用バッグなどで多様なライドの実現
- 更なる快適性を得る革新的なテクノロジー「ISO Speed」の搭載※SL,SLRグレード
- 緊急用のツールや携帯ポンプをフレーム下部に収納する「内蔵ストレージ」の搭載※SL,SLRグレード
ジオメトリ(フレームの2次元的設計)
Domane GEN3(~2023)と Domane GEN4(2024~)の違い
ジオメトリ(フレームの2次元的設計)に変更点はありません。
しかしフルモデルチェンジというからにはよりユーザーに楽しいサイクリングを提供できる変更点が無いと面白くないですね。どのような部分が変わっり、どのようなサイクリングを体験させてくれるのでしょうか。
ケーブルルーティング
一見ケーブルが見当たらない、スマートなケーブルルーティング。ヘッドパーツよりフレームに内装されるケーブルルーティングで走りも見た目もスマートさを持続します。
新 内蔵ケーブルルーティングのメリット 二つの「0」
- 全面投影面積を削減し、外側に膨らんだケーブルによる空気の抵抗は「0」で走行可能に。
- フレームとケーブルが一切接触しない構造で使用過程におけるフレームの擦れキズ「0」に。お気に入りの愛車の美観を保つ。
フロントフォーク
前輪を支えているフロントフォークのフレーム内部を通過する部分をコラムと言います。
直接フレームと接触する部分は前作今作共にカーボン製ですが、GEN3ではアルミ製のコラムを使用していたのに対し、GEN4ではカーボンコラムを採用。
軽量さだけではなく不快な微振動の更なる減衰を促します。
最大タイヤ幅
どちらのモデルも標準装備は32cとなっていますが、GEN3は最大タイヤ幅が35c(フェンダー無しの場合)だったのに対し、GEN4は最大タイヤ幅38c(フェンダー無しの場合)となりました。
自転車が走行する上での主な抵抗は「空気抵抗」と「路面からの摩擦抵抗」です。
タイヤ幅が大きくなりますと、路面との設置面積が大きくなり摩擦力も大きくなります。
※タイヤ幅が小さければ小さいほど摩擦力が小さいわけではない
しかし、適正な空気圧にセッティングすることで大きな差は生まれません。むしろDomaneに乗られる方ですと速さより快適性を重視する傾向があるのではないでしょうか。お好みに合わせて自分好みのタイヤ幅を探すのも楽しいですよ。
ハンドル形状の変更
レバー位置としたハンドル位置の幅が同じだったGEN3と異なり、最近トレンドのフレア形状のハンドルバーに変更になりました。
人間工学的に操作しやすくなり、様々な面での恩恵を得られます。
フレア形状ハンドルバーのメリット
- 手を前に出したときに自然と握れる角度のため、腕・肘・肩などのストレスの緩和
- 下り坂や向かい風の中で下ハンドルを握った際の安定感の向上。恐怖感が和らぎます。
- 下ハンドルを握っている際のブレーキレバー位置は指を伸ばせばすぐに届きます。
ユニバーサルディレイラーハンガー
多くの車体に採用され始めていますので、出先での緊急時も入手が容易に。
重量
フレームandフォーク重量は約280gも軽量になりました。
ラインナップ
フレームセットは同じでもアッセンブルされるパーツにより3モデル(GEN3と合わせますと6モデル)ご用意がございます。
その違いについてご紹介いたします。
TREK Domane AL 5
Domane AL 5は、スピーディーで多用途のロードバイク。ロードライドをこれから始める方に最適だ。Alphaアルミフレームは太めのタイヤクリアランスを備え、12速のShimano 105ドライブトレイン、トップチューブのマウント、ロングライドを快適に楽しめるジオメトリーを採用。— Domane AL 5は、サイクリング、グループライド、スピーディーな通勤、さらには舗装路を外れてグラベルを探索するのにもぴったり。
TREK Domane AL 4
Domane AL 4は、スピーディーで多用途のロードバイク。ロードライドをこれから始める方に最適だ。Alphaアルミフレームは太めのタイヤクリアランスを備え、10速のShimano Tiagraドライブトレイン、トップチューブのマウント、ロングライドを快適に楽しめるジオメトリーを採用。— Domane AL 4は、サイクリング、グループライド、スピーディーな通勤、さらには舗装路を外れてグラベルを探索するのにもぴったり。
TREK Domane AL 2
Domane AL 2は、スピーディーで多用途のパフォーマンスロードバイク。ロードライドをこれから始める方に最適だ。Alphaアルミフレームは太めのタイヤクリアランスを備え、8速のShimano Clarisドライブトレイン、ラック、フェンダー、トップチューブのマウントを採用。快適な姿勢でロングライドを楽しめる。— Domane AL 2は、グループライド、スピーディーな通勤、さらには舗装路を外れてグラベルを探索するのにもぴったり。
まとめ
ここまでサイクリングライフを快適にしてくれる技術やパーツのアッセンブルを行い、さらに軽量化も実現させているというのには驚きですね。
これからサイクリングを始めたい方は是非 「新型 TREK Domane AL」もご検討になられてみてはいかがでしょうか。
もし快適性ばかりではなく速さやアグレッシブな走りを体感できる車体が好みということであれば、TREK Emonda(エモンダ)やTREK Madone(マドン)はいかがでしょうか。
逆に、新型トレック ドマーネの最大タイヤ幅である38cよりも荒れた路面への対応力やクッション性の富んだ、幅のあるタイヤをセレクトしたいという方はTREKが誇るグラベルロード「Check Point(チェックポイント)」をお勧めいたします。今回ご紹介したバイクよりもお客様のイメージ通りの体験へと連れて行ってくれるはずです。
最後に動画でも詳しく説明しております。是非ご覧ください。
STAR☆BIKES 内田