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【軽量化カスタム】TREK Emonda SLはどこまで軽くできるのか?スタッフバイク紹介【夢の6㎏台へ】

スタッフの瀬谷です。6月から開催されているTREK FEST開催期間も残りわずかとなりました。
なかでも目玉商品であるTREK Emonda SL5は気になった方も多いのではないでしょうか。
軽量ロードバイクでありヒルクライムマシンとして名を馳せるEmonda(エモンダ)ですが、トップグレードのSLRフレームではなくセカンドグレードのSLフレームならば、完成車状態でいったいどこまで軽くできるのか?
気になった私は実際にEmonda SL5を購入し、所有する軽量パーツを用いて調べてみました!

ベース車体 TREK Emonda SL5

TREKのフルカーボンロードバイクの中で最も価格を抑えたモデルのEmonda SL5はセカンドグレードの500 Series OCLV カーボンを採用し、アルミのホイール、機械式のShimano 105に油圧ディスクブレーキを採用したモデルです。

メーカー表記で完成車重量(ペダル及び付属品なしの状態)は56サイズで8,87 kgになります。
私の場合、50サイズで計測したところ実測重量は8.92㎏でした。
はたしてここからどこまで軽くできるのでしょうか?

フレーム重量

Emonda SL(500 Series OCLV カーボン)のフレームセット重量は52サイズの実測でフレームが1.19㎏、フォークが0.36㎏が目安となります。

使用パーツ紹介

用意したコンポーネントは以前愛用していた11速時代のShimano Dura-Ace R9100 Di2フルセットになります。
12速仕様となった現行のR9200シリーズよりも総重量は30g程度軽いと言われています。
またクランクは50-34Tの167.5mm長、スプロケットは11-30Tです。

ステムは同じアルミ製ながら軽量のものに変更しました。約50g減となります。

ハンドルに関してはDi2のジャンクションスイッチをハンドル先端に内蔵するため、インターナルルーティングに対応かつ耐久性のあるアルミ製で探したためRitcheyのWCS STREEMを選択、重量に関してはわずか15g減でした。

ホイールに関しては私が以前から所有していた前後で1350gのカーボンホイールを使用しました。
当店で取り扱うBontragerではより軽量な「Aeolus RSL 37 TLR Disc Road Wheel」があり、こちらは前後で1325gとなります。

完成車付属のBontrager PARADIGM SL ホイールは前後で約1850g程度なので500gの軽量化になります。

タイヤ、チューブに関してはクリンチャー仕様での構成で、
MAXXIS HIGH ROAD SLタイヤは1本170g、Tubolito製TPUチューブは1本わずか23g

完成車に付属するBontrager R1 Road Tireの28cは重量が1本につき約340g、チューブは1本110g程度なので、
前後で計算するとタイヤ・チューブの軽量化で500g以上軽くできます。

以前発売されたばかりのころはTPUチューブといえば1本4000~5000円程度していましたが、
最近では多くのブランドから発売され、最近ではMageneのEXARのように1500~2000円程度で購入できるようになりました。予備チューブとしてかさばらないことや気軽に交換できる超軽量チューブとしてお薦めです。

TREKではディスクブレーキの完成車で上記仕様が採用されていることが多く、
ホイール・タイヤ・チューブを軽量化することで約1㎏、より軽量なホイールを使えばそれ以上軽くすることができます。

Emonda SL5では標準でアルミ製シートマストキャップ(約230g)が採用されています。
カーボン製シートマストキャップに変更することで100gの軽量化ができます。

サドルはBontrager Aeolus Pro Bike Saddleを選択。
トップグレードのRSLより28g重いものの170gと軽量なサドルです。
完成車付属のBontrager Verse Short Comp Bike Saddle(297g)からは127gの軽量化となりました。

サドルとシートポストを軽量化することで200g以上の軽量化が可能となります。

パーツ交換後の重量

早速、上記のパーツにて組み上げた車体の実測重量を確認してみましょう。

メーカー表記と同じ完成車状態(ペダル及び付属品なしの状態)での重量は
なんと6.84kgとなりました。

元の仕様から約2.1㎏の軽量化です。

SRAM Red eTap仕様の最上位モデルEmonda SLR 9 AXS(¥1,880,890)のメーカー表記重量が56サイズで6.75 kgなので、
わずか100g差です。加えていえばハンドル・ステムをカーボン製に変更すれば、同じ重量まで軽くすることは可能です。

もちろん、SLR(800 Series OCLV カーボン)グレードのフレームセットに今回のパーツ構成で組み上げれば、より軽量なバイクとなります。
しかし、セカンドグレードのSL(500 Series OCLV カーボン)フレームセットでもパーツ次第でここまで軽くすることができるのです。

ディスクブレーキながら6㎏台で組むことが出来るTREK Emonda SL。
軽量レースバイクやヒルクライムマシンとしてみなさんも理想のカスタマイズをしてみませんか?

以上、スタッフ瀬谷による「TREK Emonda SLはどこまで軽くできるのか?スタッフカスタムバイク紹介」でした。

STAR☆BIKES 瀬谷

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この記事を書いた人

スターバイクス代表