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Bianchi Oltre XR.3 × オーバーホール + ハブオーバーホール

今回は最近神奈川へ来られたというBianchi Oltre XR.3のオーナー。ちょっと覗きに来ただけの様子でしたが、お話を伺ってみますとショップには苦い思い出があり現在はご自身で整備をしているとのこと。しかしさらに聞いてみると分解の自信がなく購入以来整備をしていない部分もあるようで心配だと。。今回はその心配の払拭と、前回他店のオーバーホールで改善しなかったBBの音鳴り。今回は私にお任せください!

必要部品を調達したら、オーナーから車体のお預かりです。どんどんバラシていきます。そして、問題のBB。プレスフィットタイプを使用したフレームでのBB付近からの音鳴りは慎重に判断しなければなりません。問題はペダル?BB?その他にもリアディレイラーハンガーの緩みや、シートポストとフレームとの接触部からの異音、なんていうこともありますが、最悪のケースはBBハンガーの痩せ他フレームの損傷です。今回はプレスフィットBBとは言いましてもフレームとの接触部が樹脂製のSHIMANOのBBだったこともあり、BBとの接触部とフレームは問題ありませんでした。シートステーに塗装の剥離が確認できましたので、オーナーにはお伝え。そして肝心のBBは砂利まみれです。昔と違いオフィシャルで非分解となってますので今回はBBも交換させていただきます。リアタイヤのトレッドが平らになってきていたのでローテーションしておきました。しかしプラズマ電解酸化処理が施されたカンパニョーロ シャマルミレは凄いですね!何年も使用してトラック面がキレイ!その代わりパッドの消耗が尋常じゃないですけど。いつの間にか廃盤になって後継機もないんですね。

洗車の最中にサドルの割れを確認しつつガンガン洗浄します!当店では環境とフレーム塗装にやさしいWAKO’S製品を使用し、水垢が残らないようにフレームとすべてのパーツを一点一点洗浄→エアブロー→拭き上げ→注油(水置換)します。そしてフレームはポリマーコーティング。事前にチェックしてあるポジションや細かなセッティングを確認しつつどんどん組みつけていきます。ステムのボルト穴付近の表層の劣化が思いのほか激しく、規定トルク前にパラパラと白い粉が落ちてくる状態でしたのでステム取り寄せ交換で予想外の時間を要してしまいましたが、オーナーお待たせしました!次回は地元に置いてこられている4台のバイクのメンテナンスをお待ちしています!

STAR☆BIKESでは他店でご購入になられた車体の修理・整備大歓迎ですのでお気兼ねなくご相談下さい

以下 後日追記

割れていたサドルの交換のためにスペアをお持ちになられて再来店。その後当店より鎌倉まで言っていつものように週末のご褒美をお召し上がりになられた帰りがけのこと。満面の笑みで最高のサイクリングでした!と一言。新車を受け取った時と同じ感覚でしたとも仰っていましたね。自転車屋冥利に尽きます。差し入れの江ノ電もなか、美味しかったです♪

STAR☆BIKES 内田

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この記事を書いた人

スターバイクス代表