スタッフの瀬谷です。昨日掲載しました【スタッフ瀬谷の雑記⑫】VCR横浜あおば「BRM331あおば200km箱根」に参加してきました【ブルベの楽しみ方】では書ききれなかった実際に完走した上でこれがあるから楽しめたと思える私のバイクおよびパーツ構成・装備品についてご紹介します。
目次
TREK Domane SL GEN4
私がブルベで使用したTREKのDomane SLは同じくTREKのEmondaやMadoneに採用しているレースジオメトリーと異なり、ブルベやロングライドに最適なエンデュランスジオメトリーを採用しています。
エンデュランスジオメトリーは他のモデルと比較するとサドルからハンドルまでの位置が近く、ハンドル自体も高い位置にあるためアップライトな姿勢で楽しむことができます。
特に乗っていて私が好きなポイントは最大38cが履けるタイヤクリアランスによってフロントフォークのアングル(角度)が寝ており、ホイールベースが長くなることによって直進安定性が非常に優れています。
そのため風が強い日や路面が荒れている場所でハンドルを強く握ってバイクを抑え込まなくても、真っすぐに走ってくれます。そのおかげで上半身はリラックスしながら一日中ライドを楽しむことができ、ブルベにおいては最適なバイクでした。
そんなDomane SLですが、今だけお得に購入できるセールが開催中です。
詳しくは以下の記事にて↓
バイクのパーツ構成
ディスクブレーキ
現在のロードバイク市場においては一般的となった油圧ディスクブレーキはブルベでは乗り手の疲労を和らげる上で最適な仕様です。
握力に大きく依存することなくレバーを深く引いてあげるだけで強い制動力で止まることができる油圧ディスクブレーキは初めて走る峠の下り坂や疲れて判断力・集中力が落ちてきた状況でも安全・確実に速度を落としブレーキコントロールができます。
なにより軽く引くだけでもスピードを制御できるので、腕まわりをリラックスさせた状態で走り続けることができ、ブルベのような長時間ライドにおいて腕や肩回りの疲労蓄積を抑えることができます。
電動変速システム
電動変速システム、シマノのDi2やSRAMのAXSはディスクブレーキと同じく腕や肩回りの疲労蓄積を抑えることができます。
一日に何百回と操作するレバーの変速動作を指を大きく動かす機械式から小指で軽く押すだけでも操作できる電動変速に変えるだけで、ブルベの後半で疲れてきた時でも操作にストレスを感じません。
特に現行のシマノ12速仕様のDi2はレバーのブラケット形状が以前と比べ大きく改良され、握りやすさ、持ち方のバリエーションに優れ、手が疲れにくくなりました。
カーボンホイール「Aeolus RSL51」
今回使用したカーボンホイールはBONTRAGERの「Aeolus RSL51」。名前の通りリムハイトが51mmあるカーボンホイールでBONTRAGERの最上級モデルです。
そのメリットはリムハイトが50mm以上あることで高速域での巡行維持がしやすく、小田原から茅ケ崎までの1号線や平坦での走行を楽にしてくれました。また51mmのハイトがあっても重量は1410gと軽く、芦ノ湖への登りもストレスなくこなせます。
なによりAeolus RSL51の特徴として「今流行りのリム内幅23mmを採用しており、履かせたタイヤのボリュームを増やす(例、25cのタイヤなら実測値の横幅は約28mmにできる)ことで空気圧を下げてもタイヤが潰れにくく、転がりの軽快さと快適さを同時に叶えてくれる事」と「Aeolus独自のリム形状によりヨー角による風(簡単に言えば斜めから当たる風)の影響を受けにくい事」の2つのメリットがあります。
特に今回のブルベでは風が強い状況下で走ることが多く、通常ならリムハイトが低いホイールの方が走りやすいですがAeolus RSL51でも快適に走ることができました。
前回の投稿でも書きましたが今だけこのホイールはかなりお得な値段で購入できます。
詳しくは以下の記事をご覧ください↓
装備品
トップチューブバッグ
私はDomane SLのトップチューブに専用の取付台座があるため、BONTRAGERのボルトオンタイプのトップチューブバッグを使用しています。
この中にはスマホやお金、ブルベカードをしまっており、PCやコンビニに立ち止まる度にいちいち背中のポケットやリュックから取り出す必要がなく、また景色の良い場所を見つけたらすぐに撮影してサッと走り出すことができます。
ベルトタイプのバッグだと立ち漕ぎの際に膝が当たってズレることもあるのですが、ボルトオンなら固定されているのでその心配もありません。
ナビ付サイクルコンピュータ
ブルベで決められたコースを正しく走るためにナビ機能が付いたサイクルコンピュータは必須です。
特に私がお薦めするのはGARMINのEDGEシリーズ。
イメージとしては日本人がスマホにiPhoneを選ぶのと同じで直感的に操作ができる且つ高性能なサイクルコンピュータです。なかでも日本地図が非常に見やすくナビゲーションを重視するなら私はGARMINしかお薦めしません。
また長時間走るブルベでは距離によってはGARMINのバッテリーだけでは足りないため、ハンドルにモバイルバッテリーを固定して充電しながら走行できるようにしておくと安心です。
さらに私の場合はトップチューブバッグにスマホがあるので、そのモバイルバッテリーからスマホを充電することも可能にしています。
無線式前後ライト
TREKおよびBONTRAGERから発売している上位モデルのライトは無線スイッチを付け足すことで遠隔で操作ができます。
私の場合はフロントに「Trek Ion Pro RTフロントバイクライト」、リアに「BONTRAGER Flare RTリアバイクライト」、そして「BONTRAGER トランスミッター マイクロリモート」を使用することで、手元のスイッチ一つでフロントもリアも点灯することができ、トンネルに入る際や夜間でも必要な時に最小限の動作で点けることができました。
まだまだお伝えしたいお薦めパーツは沢山ありますが、長くなってしまうので今回はここまでにします。
ブルベでの体験談含め、もっと知りたいという方は是非店頭にて瀬谷までお声掛けください!
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて7年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。