
こんにちは、スタッフの瀬谷です。11月に入りSTAR☆BIKESのヒルクライムイベント「ヤビツ峠計測会」が始まりました。毎月ヤビツを登って来年5月までタイムをどんどん縮めていこう!という内容ですが、早速先日1本登ったところ以前と比べてかなりタイムが落ちてることにショックを受けました。
そこで自身の身体を鍛えていくと同時にバイクも驚くような軽量化カスタムをしてやるぞと今話題の2つのパーツを導入してみました!早速ご紹介したいと思います。
目次
カスタム前の重量


今回の軽量化前のスペックを紹介します。
ベース車体:TREK Madone SLR Gen8 Sサイズ
ホイール:Bontrager Aeolus RSL 51
タイヤ:Pirelli P-Zero Race クリンチャー 28c
チューブ:Magen EXAR TPU
クランク:Shimano FC-R9200 50/34t
スプロケット:Shimano CS-R9200 11-34
その他コンポーネント:Shimano ULTEGRA
ペダル:GARMIN RALLY RS200
ざっと上記の感じでカスタム前はペダル・サイコン・ボトルケージが付いた状態で7.38kgでした。
ちなみにこの状態で11月初めにヤビツ峠を登ったところ、タイムはStravaセグメントの旧コンビニスタートで42分51秒(平均パワー210w)でした。
今回使用する軽量パーツ
ホイール:FARSPORTS EVO S5



話題のカーボンスポークを使用した中華製ブランドの超軽量ホイールになります。
私はこれまで大手ブランドのホイールしか使ったことがなかったのですが、世間の話題に乗って中華製ブランドの軽量ホイールを自分の足で体験してみようと思い、有名なELITE WHEELやNEPESTといったブランドも考えましたが、今回はFARSPORTSのフラッグシップモデルを選んでみました。
FARSPORTSは元々OEMメーカーでしたが2017年にオリジナルブランドとして立ち上げ、中華製ホイールブランドとしては比較的長い歴史を持っています。
今回選んだEVO S5ですが、リムハイト50mm、内幅24mm、ホールレスリムと今時な仕様に5.0mmブレード自社設計カーボンスポーク採用で重量は実測でフロント557gリア653gで合計1210g!
重量だけ見ればBontrager Aeolus RSL 51のカタログ重量1410gから200gも軽量なホイールです。
しかもリムテープの必要がないため、より軽さが際立っています。
ちなみにこちらのホイールは残念ながら代理店様の取り扱いが終わったため、STAR☆BIKESではご用意はできませんが、同レベルの軽量ホイールとしてNepestを取り扱っています。
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またFARSPORTSの下位モデルであるS3(リムハイト35mm/重量1130g)とS5(リムハイト50mm/重量1230g)ならばまだ在庫限りでご用意可能かつ今なら通常187,000円のところ特別価格168200円でご用意可能です!
タイヤ:IRC ASPITE PRO SPEED EDGE



タイヤはIRC(井上ゴム)の数量限定生産モデルであるASPITE PRO SPEED EDGEを選びました。
チューブは人気のTPUチューブ、Panaracer Purple Liteになります。
ASPITE PRO SPEED EDGEはiRC史上最速のクリンチャータイヤとして生産されタイムトライアルやヒルクライムの決戦タイヤになります。重量は28cで驚きの200g。当然軽さの代わりに耐久性を犠牲にはしていますが、今回のヤビツ峠で良いタイムを出す為に導入してみました。
IRCはグリップ能力が高いがゆえ転がりが重いと感じる方が多いのですが(実際私も下位モデルのASPITE PRO S-LIGHTを気に入ってるものの確かに重く感じる時があります)、転がり抵抗値は現行モデル比30.9%を達成と謳っていることからかなり期待してます。またIRCは高いグリップ力だけでなく乗り心地も良いので、SPEED EDGEになってより軽くなっても乗り心地が維持できていれば嬉しいですね。
クランク/パワーメーター:ELILEE X310 24mmスピンドル/SIGEYI AXO SL



つい先日STAR☆BIKESでお取り扱いが始まった軽量カーボンクランクに人気ブランド「ELILEE(エライリー)」、その定番モデルがX310カーボンクランクになります。そしてカーボンクランクに取り付けるパワーメーターが人気のSIGEYIよりより軽量になったAXO SLスパイダー型パワーメーターです。
シマノのパワーメーター付きクランクのFC-R9200-Pからこちらのモデルに変更した場合は200gの軽量化ができると巷で話題の製品です。
カーボンクランクとパワーメーターを合わせた重量は驚きの389.8g。

実際にシマノのパワーメーター無しクランクであるFC-R9200を計測したところ実測重量は555.3g。
パワーメーター無しクランクのDURA-ACEと比較してもその差は165.5gと大きいです。


取り付けると見た目はこのような感じになります。
カスタム後の重量


カスタム前と後では上記のように変わりました。
ホイールのリムハイトはほぼ変わってないので、ぱっと見ではそこまでの違いは感じませんね。
クランク周りでは純正のDURA-ACEクランクからあきらかに変わっているのが分かります。
そして気になる重量ですが、元の7.38㎏から…

6.74㎏になりました!もちろん最初の計測と同じペダル・サイコン・ボトルケージ込みになります。
その差は640g、これはかなりの軽量化になりました。
バイクを持ち上げた瞬間「軽っ!」と声が出てしまいます。

ちなみにこれまでパワーメーターをペダル型のGARMIN RALLY RS200を使っていましたが、スパイダー型に変わったのでDURA-ACEのペダルに変更したことでもかなりの軽量化になっています。
ということで、今回はMadone SLRをカスタムしたらペダル込みで6㎏台のバイクになりました。
今回の軽量化後のスペックは以下の通りです。
ベース車体:TREK Madone SLR Gen8 Sサイズ
ホイール:FARSPORTS EVO S5
タイヤ:IRC ASPITE PRO SPEED EDGE クリンチャー 28c
チューブ:Panaracer Purple Lite
クランク:ELILEE X310 24mmスピンドルクランクアーム/SIGEYI AXO SLスパイダー型パワーメーター/Shimano FC-R9200 50/34tチェーンリング
スプロケット:Shimano CS-R9200 11-34
その他コンポーネント:Shimano ULTEGRA
ペダル:Shimano PD-R9100
カスタム後にヤビツ再チャレンジ

カスタム後にすぐヤビツ峠を登ってきました。
前回の計測から僅か5日後、たった数日では身体能力は変わりません。
純粋な機材比較となります。
カスタム前はヤビツ峠の旧コンビニ~頂上まで42分51秒でした。
気になる今回の結果はというと…

40分7秒!
2分44秒の短縮となりました。
平均パワーも210w→220wと10wアップしました。
前回の時点ではバイクの重さでフロントをインナーギアで回すことが多く変速のロスも大きかったのですが、今回はバイクの軽さもありほとんどの場面をアウターで登ることができ、変速時のタイムロスが少なくなりました。
また軽量カーボンクランクは実際にかなり剛性が高く、踏んだ際にクランクがしなる感じがなく伝達力の高さゆえ高いパワーが出しやすく感じました。
軽量化&カーボンクランクのカスタムだけでこれだけタイムが短くなるとは本当に驚きました。
今回のカスタムはヒルクライム目的では大きな価値があると私は感じました。
同じようなカスタムに興味がある方は是非ご相談ください!
この記事を書いたのは…

STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/フィッター/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて9年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きで毎年富士ヒルクライムや箱根ヒルクライムに出ているが、登りはけっして速くない。2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。




