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TREK Domane AL3 × オーバーホール

通学で大活躍のトレック ドマーネ AL3。
塩害の激しいエリアを毎日約50kmもの走行を繰り返し、購入から1~2年でのオーバーホールです。
各部痛みがありましたので点検しながらしっかり組み直させていただきました。

お疲れ様です、Domane AL3。手入れしている間、少し休んでいてください。
BB下で弛むブレーキハウジング。
組み立て時にコックピット周りをすっきりさせるためにBB下に集めたのかな。。
チェーンチェッカーでは寿命である0.75を大きく上回る。
解れかかるブレーキケーブル。
現在のブレーキローターの使用量は前後ともおよそ50%。
乗り方がきっと丁寧なんですね。まだ使えそうです。
ブレーキパッドは前後とも限界まで使い切りましたね。
安全第一をモットーに、次は制動力が落ち始める前に交換しましょうね。
ケーブルハウジングもサビが多めでした。
綺麗にされていても海岸線をよく走行される方は内部で塩害の影響を受けているケースが多いので定期的にメンテナンスにお持ち込みください。
個人的に今回のオーバーホールのポイントはフロントハブベアリングでした。
回転渋さ具合が違和感を感じるレベルでした。
非ドライブ側は黒く金属摩耗汚れ。そしてドライブ側はサビが発生してました。
外気に触れていないはずの部位まで砂にまみれるBB。
新たなベアリングを受け入れるスタンバイokです。
リアはシールドベアリングで回転良好だったため清掃してグリスアップして完了。
パレットの上に並ぶ輝き眩いnewベアリング群。
今回の交換パーツ一式。タイヤはワイヤービートからケブラービートの製品に変更。
何気に大きな変化を体感できるところですね。
デフォルトのR1タイヤ(ワイヤー)は420g。
そしてR2タイヤ(ケブラー)は280g。
車輪の外周部でこれだけの変化は大きいです。さらに快適性も向上します。
ブレーキハウジングは走行時異音の要因となりますのでいつもの通りフォームチューブ装着。
洗浄を終え、触れるとキュッとするコンポーネント。
表層の痛みはあるがしっかりとした動作に戻りました。
変速もばっちりです。
パッドがmaxだとキャリパーもシャキッと動きます。
そしてフレームとケーブルの干渉部にはプロテクションフィルムを装着すれば、、、

今回は納期を過ぎ、お待たせしていただきました。申し訳ございません、オーナー。
慌てて手を抜くことはせず、確実に仕上げさせていただきました。
ご使用下において、ケーブル類は馴染みが出てきて動作不良が必ず起こります。
違和感を感じましたらご都合に合わせて無料の再調整にお持ち込みください。
もし違和感を感じない際でも、1か月ほどを目安にお持ち込みください。

STAR☆BIKESでは予めご予定日時を頂けるオーナーにはご予約にて作業またはご相談を承っております。
ご来店の際はご連絡をいただけますとスムーズにご案内ができるかと思います。

STAR☆BIKES 内田

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この記事を書いた人

スターバイクス代表