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【スタッフ瀬谷の雑記②】スギノエンジニアリング「Mighty Tour – 901D ロードクランク」をご存知ですか?

スタッフの瀬谷です。前回の「【メカニック瀬谷の雑記①】ついに念願のRITCHEY OUTBACKを手に入れました」に続き、OUTBACKに導入するこだわりのパーツがようやく揃ってきました。

今回はグラベルロードのフロントシングル仕様ではまだ導入している方も数少ないのでは?…と個人的に思っているスギノエンジニアリング(SUGINO)の「Mighty Tour – 901D ロードクランク」をご紹介したいと思います。
またチェーンリングやボトムブラケット、取付に当たって必要なパーツ類も併せてご紹介します。

クランクアーム

スギノエンジニアリング「MIGHTY TOUR SLV クランク」

今回私が用意したクランクは左右アーム単体での注文になります。
クランクアーム長は160 , 165 , 167.5 , 170 , 172.5 , 175mmと豊富な選択肢があり、普段から使用している167.5mmを選びました。
PCDは110mmの5アーム仕様、アクスルに関してはクロスバイクやトラック競技で使われることが多いスクエアテーパー方式、ただしスギノエンジニアリングのオリジナル規格であるSG Mightyテーパーを採用しているので、シマノや他社製のスクエアテーパーBBとの互換性はありません。
付属品はダブル用チェーンリングボルトのみ。

MIGHTY TOURですが、私はフロントシングルの仕様で組むためクランクアーム単体で注文しましたが、フロントダブルの仕様であれば
52-36T / 50-36T / 50-34T / 48-36T / 48-34T / 46-36T / 46-34T
上記の組み合わせでクランクセットとして注文することも可能です。

また小柄な女性やトライアスリートのように短いクランク長を必要とするなら「Mighty Mignon – 901D クランク」があります。こちらはクランク長を140 , 145 , 150 , 155mmから選択できます。

チェーンリング

スギノエンジニアリング「CY5-SWN」

チェーンリングは同じくスギノエンジニアリングより発売されている「CY5-SWN」フロントシングル用チェーンリングにしてみました。
実は注文するまで真円形状だと思っていましたが、非真円の楕円形状となっています。
Cycloidと呼ばれるスギノ独自のメカニズムで設計された形状で、楕円における特性を更に引き延ばす「オートフォーカス機構」が搭載されています。詳細はこちらのリンクからご確認ください。
また歯先はフロントシングルならではのナローワイド仕様でチェーンが暴れやすいグラベルやシクロクロスの環境においてもチェーン落ちがしにくい構造になっています。

ナローワイドとは…
チェーンリングの歯先が厚歯と薄歯で交互に並ぶことで、チェーンを捉える力が格段に増し、チェーンの脱落がしにくくなる構造のことです。

スギノエンジニアリングではフロントシングル用チェーンリングはこの楕円形状のみなので、真円のチェーンリングを取り付けたい場合には、5アーム用のPCD110で他社製のものを探す必要があります。
私自身、楕円形状を使うのは初めてなので、実際にどれだけのメリットを得られるのか今から楽しみです。

ボトムブラケット

スギノエンジニアリング「CBBAL」

MIGHTY TOUR SLV クランクのSG Mightyテーパー仕様に対応したメーカー純正のボトムブラケットになります。
構造から見てわかる通り、ねじ切り形状のためBSAおよびITAフレームのみ対応しています。

BSAというのは上記画像のようにフレーム側にねじ切りされているタイプのことです。
また軸長は103, 110, 113, 116mmからラインナップがあり(ITAは110mmのみ)、軸長・クランクアーム・チェーンリングの組み合わせ次第でチェーンラインが変わるため、バイクの仕様に合わせて適切な組み合わせを見つける必要があります。(この辺りはややこしいので、選び方が分からない場合はお近くのバイクショップやメーカーに相談してみてください)

組付けに必要な小物類

クランクアームにはダブル用チェーンリングボルトのみ付属しています。
そのためフロントシングルで組むためには長さの異なるシングル用チェーンリングボルトが追加で必要です。
スギノでは「705 for Front Single」チェーンリングボルトが推奨されており、カラーは6色から選択可能です。
またクランクアーム単体およびボトムブラケットのどちらにもBBアクスルボルトが付属していないため、別途用意します。こちらもスギノ純正の「BB Axle Bolt」でカラーは5色から選択可能です。

私はOUTBACKのフレームカラーのブルーに合わせて、チェーンリングボルト・BBアクスルボルトどちらも今回はブルーを選択しました。飽きてきたら他の色にも気軽に変えられるので色遊びできますね。

ということで今回はクランク周りのこだわりパーツ紹介となりました。
次回はいよいよ揃ったパーツでRITCHEY OUTBACKを組み上げていきます。
はたしてどのような車体になるのでしょうか?
次回の「メカニック瀬谷の雑記」をお楽しみに!

STAR☆BIKES 瀬谷

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この記事を書いた人

スターバイクス代表