
スタッフの瀬谷です。今回は私のメインバイクであるTREK Domane SL Gen(ジェネレーション)4がどのような特徴があって、どんな乗り方をしたい方にお薦めなのか、こちらの記事でご紹介したいと思います。

TREK Domane SLについて
ベース車体

Domane SL 6 Gen 4
Domane SL 6は、軽くて空力性能に優れ、タフなロングライドを快適に行えるよう作られたエンデュランスロードバイク。軽い500シリーズOCLVカーボンフレームはリアIsoSpeedの振動吸収性の良さを備え、Shimano 105 Di2ワイヤレスドライブトレインや、高品質のホイールを採用している。完全一体型のコクピットは、外観にも握った感覚にも優れ、アクセスしやすいストレージにはライドの必需品を入れられる。また、太い38mmのタイヤを履けるクリアランスにより、舗装路から適度なグラベルまで、ほぼすべての道を走破できる。
重量について

私のフレームサイズは50(メーカー推奨身長161 – 166 cm)になります。
ベース車体の状態からパーツ変更なし・ペダルなしの状態での車体重量は8.81㎏でした。
メーカーHPにおけるスペックでの表記重量は56サイズで8.90 kgになります。


またDomane SLのフレームおよびフォーク重量は52サイズ参考でフレームが約1360g(IsoSpeed含む)、フォーク重量が約400gになります。


ちなみに同グレードのカーボン素材(500 Series OCLV カーボン)を使う軽量レースモデルのEmonda SLフレームセット重量は52サイズの実測でフレームが約1190g、フォークが約360gが目安となります。


Emondaと比較すると、シートポストへ伝わる振動を吸収する機構であるIsoSpeedがシートチューブ上部に組み込まれている事とダウンチューブにツールやギアなどが収納できる内蔵ストレージがあるため、重量は重くなるがフレームだけで言えばその差はわずか170g程度。
バイクの特徴
振動吸収性

Domane SLの大きな特徴として、他のEmondaやMadoneにないリアIsoSpeed機構があります。
フレームとシートポストが直接触れずに、間にIsoSpeedを挟むことでシートポストのしなりを大きくして振動吸収性能を上げています。
そのため、Domane SLは他のモデルと比べても長時間のライドでお尻が痛くなりにくい、疲れにくいバイクになります。ロングライドやブルベのような長距離を楽しく快適に走りたい人に最適なモデルと言えますね。
ロードバイクにおける「サドルの突き上げ感が少ない」「お尻に衝撃がこない」と言うような快適さを出すには”どれだけシートポストがしなって衝撃を吸収できるか”にかかっています。
快適さの順位として…
アルミ製シートポスト<カーボン製シートポスト<カーボン製シートポスト+特殊機構
になり、Domane SLのIsoSpeed機構はカーボン製シートポスト+特殊機構になります。
直進安定性


私は普段「Domane SL」と「Emonda SL」の2台を所有し、乗り比べています。
その上でDomane SLに乗っていて大きな違いを感じるのが「直進安定性」です。
Emondaや他のモデルに乗っている時は路面が少し荒れている舗装路を走っている場面や疲れて集中力が落ちてきた場面ではハンドルがふらつくことがあります。
しかし、Domane SLに乗っている時は疲れていてもハンドルがふらつくことがなく、レバーに手を添えるぐらいの握りでも真っすぐ安定して走ることが出来ます。数多くのバイクに乗ってきましたが、その中でもDomane SLは直進安定性において優れたバイクだと感じました。


上の画像はエンデュランスジオメトリーを採用しているDomane SL Gen4とレースジオメトリーH1.5を採用しているEmonda SLのジオメトリー表比較です。
レースを主体に作られたEmondaと比較するとDomaneはヘッドアングルが寝ているのが良く分かります。(画像の赤枠、Domaneは71.3度、Emondaは72.8度)
またホイールベースに関してもDomaneの方が2cm以上長いことが分かります。(画像の青枠、Domaneは100.3cm、Emondaは97.7cm)
Gen4になったDomane SLはタイヤクリアランスが38cまで履けるようになりました。
その分、純粋なレースバイクと比較してヘッドアングルやホイールベースの数値が大きく異なります。
それじゃあDomaneはピュアレーシングバイクのEmondaやMadoneと比較してレースを走れないのかというと、そんなことはなくフランスの石畳を駆け抜けるパリ~ルーベではTrek-Segafredoの女子チームがこのバイクに跨り大きな結果を残しています。
つまりDomaneは絶妙なヘッドアングルとホイールベースにより圧倒的な直進安定性を発揮しつつも、レースバイクとしての性能も持っている万能なモデルだと言えます。
Domane SLの弱点
ここまでは語ってきたDomane SLの特徴は主にメリットに関してお伝えしましたが、デメリットに関しても当然あります。
まず第一に「瞬発力・加速性能がピュアレーシングバイクと比べ劣ること」です。
これは上で書いたジオメトリーの話でもありますが、ホイールベースが長い分、踏み込んだ瞬間の加速がEmondaやMadoneと比較してワンテンポ遅く感じます。その代わり直進安定性が特化しているので一長一短と言えるでしょう。
第二に「ベース車体のままでは重量が重いこと」です。
私が選んだDomane SL6 Gen 4は車体重量が8.81㎏でした。
バイクの重量は今の世の中の基準で言えば、プロが乗るような最上級グレードで6kg台、100万近いハイグレードで7~8㎏台が多い中、8.8kgのDomane SLはフルカーボンのモデルとしては少し重い部類に入ります。
「快適に走りたい」という目的であればそのままでも十分ですが、「速く走りたい」「登りを楽にしたい」と思う方にはそのままだと少しきついかもしれません。
ただし、これらのデメリットはこれから語る”とあるパーツに交換すること”で大きく改善されます。
交換すべきパーツ

Domane SLを購入した方にベース車体の状態から、できる限り早めに交換・導入してほしいパーツが…
ホイールとタイヤです。


私は標準装備のParadigm Comp 25(前後重量:1780g)からAeolus RSL 51 TLR(前後重量:1410g)に変更しました。
重量が400g近く軽量化されたこと、加えて軽量なカーボンリムに変わったことで、加速時のもっさり感はなくなり信号待ちからのスタートダッシュや時速40㎞台へ速度も乗せやすくなりました。


ホイールと併せてタイヤもボントレガー R3 Hard-Case Lite ロード タイヤの25cに交換しました。
元がR3 Hard-Case Lite TLRロードタイヤの32cだったのでタイヤ1本の重量が340gあり、タイヤだけで片側約120gの軽量化ができます。
細めのタイヤに変えることで路面からの振動は強くなりますが、転がりはより軽く、加速も楽になります。

ちなみに32cから25cへの変更で地面からの振動は強くなりますが、Aeolus RSL 51 TLRはホイール内幅が23㎜あり、25cタイヤを取り付けた場合のタイヤ幅は実測で28㎜になります。
結果、25cタイヤでの転がりの軽さと28cタイヤの衝撃吸収性能の良いとこ取りができます。
ホイールとタイヤを交換したことでDomane SLのデメリットであった加速性能の弱さと車体重量の重さを大きく軽減させることができ、快適さに優れながらも気持ちの良い加速感と登りにも対応できるバイクになりました。
是非、今Domane SLに乗られている方はホイールとタイヤのアップグレードを検討してみてください。
終わりに

いかがでしたでしょうか。
普段ロングライドやツーリングを楽しみつつ、時には太いタイヤでグラベルを走ったり、軽量重視に改造してヒルクライムに挑戦したりと1台で幅広く楽しめるバイクがDomane SL Gen 4です。
今Domane SLを買おうかどうか検討している方、もう乗っているけど一度もパーツを交換していないという方、是非ご相談ください。お客様に合わせたご提案をさせていただきます。
皆様のご来店をお待ちしております。
STAR☆BIKES 瀬谷
Domane AL Gen 4にも乗り始めました!インプレッションは以下の記事から↓

