今回のカスタム依頼は渓流釣りがお好きなお客様よりお持ちのTREK e-MTB「Powerfly 5 Gen 3」をより使い勝手を良くし、荒れた道をものともせず走れるようにしたいという希望の元、ドロッパーポストとチューブレスレディ仕様でのタイヤボリュームアップのご依頼をお受けしました。

お持ち込み時点での使用はアルミのシートポストにCST製29×2.25サイズのタイヤが装着されていました。



通常のMTBと異なり電動アシストMTBのため、ドロッパーポストの配線を行うにあたり、バッテリー周りの分解が必要となります。


ドロッパーポストを導入したことで最大サドル高を変えずに、手元のレバー一つで10cm分下げることができます。
MTBで山道の下りを走る際は、サドルを下げて重心移動をしやすくし路面の凸凹で躓きにくくなります。



元のタイヤはCST製のワイヤービードタイヤが装着されていたため、ホイールとの相性もあってかタイヤの脱着が非常に固く、万が一の出先でのパンクの際はチューブ交換が非常に難しく思われました。
新しく導入したBONTRAGERのBONTRAGER XR5 Team Issue TLR マウンテンバイク タイヤは軽量なトレイルMTBタイヤで、ノブも大きく渓流付近の砂利やぬかるみの多い道でも走破できる安心感がありますね。
またチューブレスレディとして中にチューブは使わず、シーラントにて空気を密封しているため、リム打ちパンクのリスクをなくすことができます。
またPowerflyの最大タイヤ幅は29×2.60のため、今回のXR5の2.5幅でもクリアランスには余裕があります。

より使い勝手が良くなったTREK Powerflyで渓流釣りに向けて山道を走るのが楽しみですね。
この度は当店でのカスタム依頼ありがとうございました。
この記事を書いたのは…

STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて7年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。