スタッフの瀬谷です。私が所持している現行のTREK Domane AL5 GEN4を雑記にて前回ご紹介してからおよそ半年が経過しました。前回紹介した時よりもパーツ構成も大幅に変わり、それに合わせてDomane ALの乗り味自体も変わったため改めて現在のインプレッションとカスタム紹介をしたいと思います。
昨年11月に公開した記事はこちらから↓
目次
Before→After
11月の頃と比較すると、ホイール周りが大きく変わりました。
また車体全体に挿し色が入り、ぐっと明るい雰囲気に。
ベースのコンポーネントは完成車から変わらずSHIMANO 105 12速を使用しています。
カスタマイズ箇所
SHIMANO WH-R8170-C50
Domane ALの性能を大幅に変えるのは間違いなくホイールです。
なかでもお薦めはカーボンホイールでリムハイト50mm前後に変えること。
私は手持ちのSHIMANOセカンドグレードであるULTEGRA WH-R8170-C50を装着しました。
またタイヤはIRCタイヤのASPITE PRO S-LIGHT 700x30mmを使っていましたが、28mmに変更しました。
アルミの純正ホイールに30mm以上のタイヤを履いていた際はDomane ALの印象は「乗っていて気持ちが良いロードバイク」でした。腕に負担をかけにくいアップライトなジオメトリーに加え、太めのタイヤが地面からの衝撃を吸収し、一日中のんびり楽しみながら走るには最高だと思いました。
しかし、その反面咄嗟の加速・踏み込みには弱く、速度を上げると乗り手の負担が大きく、速く走ろうという気持ちが湧きにくいバイクであるとも感じていました。
しかし、カーボンで軽量、かつリムハイトがあるホイールに変えたことでそのネガティブな要素は消え、「快適さを維持しつつも、踏めばしなやかに加速していってくれる長距離ライドに適した万能なバイク」に変わりました。
ちなみに私は今回手持ちのホイールでWH-R8170を使いましたが、もし自分がこれから新しいホイールをDomane ALに選ぶならBONTRAGERのAeolus Pro 51を購入するでしょう。
タイヤ幅が最大38cまで対応できるDomane ALに対し、ホイール内幅が23mmもあるAeolus Pro 51は28~30mmのタイヤとも相性が良く、乗り心地と転がりの軽さのバランスに優れています。
上記リンクでも紹介しているように現在TrekFest開催に限り、Aeolus Pro 51はお買い得な価格になっています。
また店頭在庫も残り1セットなので、気になった方はお早めにご相談ください。
ハンドル・ステムのシルバー化
フレームカラーが黒を基調としたシンプルなカラーリングだったので、ハンドル・ステムは艶ありのシルバーを入れてみました。
特にOnebyESU スージーステムは特徴的なデザインをしておりお気に入りです。
加えてステム角度も-13度と深く、下にコラムスペーサーを積みながらもハンドル位置を下げることができるので、トップチューブバッグのコラムスペーサーに巻くバンドとも干渉しにくいのが良い仕事をしています。
挿し色はオレンジをベースにカラフルに
「せっかくフレームが黒基調でシンプルならその時々で挿し色を入れて遊びたい」ということで自分が好きなオレンジを、トップキャップ(Wolftooth,Ultralight Stem Cap with Integrated Spacer)、シートクランプ(Wolftooth,Seatpost Clamp)、バーテープ(DEDA ELEMENTI,PRESA)、チェーン(SUMC,SX12)、ボトル(ELITE,FLY TEX)に導入。
またバーエンドキャップにはSUPACAZのブルーとレッドを、バルブキャップにもSUPACAZのピンクとパープルを、ボトルケージもSUPACAZのガンメタで遊び要素を入れてみました。
バイクの性能が何か変わるわけではないですが、乗り手のモチベーションとして挿し色を入れるのは楽しいですね。
なかでもDomane ALは汎用の丸型シートポストを使っているので、シートクランプも変えられるのは良いポイントです。
今後のカスタムとしては上記リンクでも紹介している一体型ステムの導入を考えています。
ケーブルがステム先端までスマートに隠れるので、車体全体の雰囲気はよりレーシーになるでしょう。
ただし、ステムが専用品で黒色になるため、ハンドルも黒色に戻すことになりそうです。
メインコンポーネントはあえて変えない
メインコンポーネントはDomane AL5に搭載されていたSHIMANO 105 12速から変更を加えていません。
あえて挙げるとするなら自身のポジションに合わせてクランク長を170mm→165mmに変更したことぐらいです。
快適にロングライドを楽しむ上で、SHIMANO 105グレードは必要十分な性能を持っています。
特に12速になってからはリアスプロケットが小さくても11-34Tが付いており、きつい登り坂であろうとギアが足りないことはなく、変速段数も12枚あることで選択に困ることはありません。
後々交換するとするなら、ロングライドを走る上でパワーコントロールができると安心なので、Magene PES-P505クランク型パワーメーターあたりを導入するとより楽しくなりそうです。
ということで前回紹介から約半年ほど経過したDomane AL GEN4のカスタム紹介と簡単なインプレッションでした。
富士ヒルが終わったら、このバイクに乗って200km以上のライドにも挑戦してこちらで感想を書こうと思います。
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて7年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。