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TREK Madone SL6 × オーバーホール + ガラスの鎧(クレストヨンド社)

今年の11月に納車したというロードバイク「トレック マドン SL6」のオーバーホールのご依頼をいただきました。
なんとお客様曰く納車後1~2か月という納車直後らしいので、なぜオーバーホールかということをご説明いただきましたが、、、忘れてしまいました。
理由はどうあれ、私にできることは細部までしっかり目を通して組み直すことです。そして定評のガラスの鎧(クレストヨンド社)の施工もご依頼いただきました。

バラし前の静かなマドン。
麻酔に掛けられたチーターを連想しながら一枚。チーターは最高速110km/hらしいです。
ガラスコーティング施工前のトップチューブ。外光ではとても綺麗に見えますが、STAR☆BIKESのブラックブースではご覧のように映ります。
オーナーの意向に沿ったプレミアムな一台に仕上げます。
ダウンチューブに配置するコントロールセンターは構造上取り付け時に塗装面に傷がつきやすい。
コントロールセンター取り付け後の研磨剤でしょうか。周囲の隙間には白い粉末が詰められています。
コントロールセンターを取り外しますと無数の小傷を確認しました。その後BBを外しますと中からは大量の結束バンドと使用済みマスキングテープ。
工場組立時不良?先日納車した別のマドンはコントロールセンターは取り外されて入荷しましたので、納車整備時の不良?
コントロールセンター裏面にはバッテリーやリアブレーキケーブルを結束バンドで固定するのでその残骸でしょうか。
何度か取付けミスをしているようですね。取り除きました。
Madone SL6から取り外されたパーツ群。
納車後1~2か月(自己申告)とはいえ、新車ではないので、BIKEWASHで汚れを流します。
拭き上げ時は逆さまに。フレーム内部の水分を極力減らし、次工程に入りやすく。。
お決まりのガラスの鎧(クレストヨンド社)メンバー。パーツが装着されたままですと細部まで手を入れることができません。
塗り残しや塗り斑が起き易いのでSTAR☆BIKESではフレーム単体でのみガラスの鎧施工を行います。
ガラスコート施工時は洗車、乾拭き上げ、研磨、脱脂、コーティング、水拭き上げ、乾拭き上げの全7工程でフレームの隅々まで触れます。
施工後のトップチューブ。いつものように艶やかに仕上がりました。
サポートプレート無しで整備されていた為、サポートボルト痕が塗装に食い込んでいます。
サポートプレートを取り付けずに通常の整備を行うと塗装割れやフレームの損傷に繋がります。
STAR☆BIKESでは湾曲したプレートを平面に伸ばし、削って薄くして取り付けています。
特にDi2の場合。SRAMのFDモーターもパワフルなので恐いですね。
組み立ても終盤に差し掛かり、投入するのはM9000グレードのSHIMANOチェーン(チタンの鎧施工)。
チタンの鎧パッケージ。
袋から取り出した施工後専用オイル付きチェーン。スルスルと指先から零れ落ちるチェーン。液に浸ったそうめんをフォークで掬う感じ
手に持っただけで分かるローフリクション具合。ローフリクションよりフリクションレスと表現した方が良いかな?
オイルを適量拭うとさらにスルンスルンに。
M9100チェーン(チタンの鎧)装着完了。一見して違いが分からない。
そこがまた良いですね。奥様にバレません。
チタンとは関係ありませんが、真後ろから見るとチェーンをクロスさせた際に摺動抵抗が高まっていそうなのが分かりますか。
チタンの鎧はこの滑らかさの他にもう1点謳っている性能があります。それは掛かりの良さ。
漕ぎ出し、登坂、アタック、ゴールスプリントのように強いトラクションがかかった時にも刃とチェーンとの間に発生する微細なズレを抑止。
トルクを逃がさないというのです。最近私は乗れていないので、誰か使ってレビューください!お待ちしています!
話は戻り、砂まみれのXTRペダルも輝きを取り戻しました。
ブレーキも。
ホイールの細部も。キラキラに。
滑らかな仕上がり。ポリッシュandコート。これでこそエアロロードですね。

お待たせいたしました。
不安材料も払拭し、快適にお乗りいただけるエアロロードバイク「TREK Madone SL6」の完成です。
オーナーよりフィッティングのお約束もいただいております。
走りやすい春に向けて冬場は中程度の強度でなるべく長めの距離を乗り込んでいきましょう。

STAR☆BIKESでは他店購入の持ち込み整備も対応しております。

ガラスの鎧(クレストヨンド社)
チタンの鎧(クレストヨンド社)

STAR☆BIKES 内田

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この記事を書いた人

スターバイクス代表