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【第1世代から】TREK MADONEにおける歴史と変遷【第7世代まで】

今ではTREKを代表するエアロロードとなった「Madone(マドン)」。
現行モデルの名称はMadone Gen 7。GenはGeneration(世代)の略でこれまでに7度のモデルチェンジが行われました。
今回はそのMadoneが初めて登場した2004年の第1世代から順を追って歴史を紹介します。
歴代のMadoneはどのような変革を辿ってきたのでしょうか。

Madoneの名称の由来

マドン峠とランスアームストロング(https://www.facebook.com/lancearmstrongより)

Madoneの名前は南フランスにあるコートダジュール、地中海に面した標高900mの峠「Col de la MADONE(マドン峠)」に由来しています。ツール・ド・フランスの勝負所の1つである全長12kmの1級山岳でもあり、また1990年代から2000年代初期を代表する自転車ロードレース選手ランス・アームストロングがよく練習に使っていた峠でもあります。

第1世代(2004~)

2004 Madone 5.9

ラグドフレームのようにパイプをラグで繋ぐのではなく、モノコックカーボンフレームとしてつなぎ目のない軽量な構造。ダウンチューブやシートポストにみられるエアロダイナミクスを意識したフレーム設計。
フレームにはOCLV 110Carbonを使用。

2006 Madone SSLx

2006年に発表したMadone SSLxには超高剛性素材”OCLV55Carbon”が使用された。
ランス・アームストロングが当時レースで使用していたフラッグシップモデルです。

第2世代(2008~)

2008 Madone 5.2

スローピング(トップチューブがヘッドからシートチューブにかけて下がっている形状)化されたフレーム設計。
フレーム内装ケーブルやBB90、RIDE TUNED シートマスト(現在のEmondaに採用されているシートマストキャップと同じ構造)など当時では新しい技術の導入が見られます。

第3世代(2011~)

第2世代からより軽量なデザインへと進化。
TREKはこのMadoneでレースもロングライドも全てこなすことができるという開発姿勢。

第4世代(2013~)

TREKのトライアスロンバイクであるスピードコンセプトに使用されている空力に優れたKVF(Kammtail Virtual Foil)デザインを新型フレームに最適化し採用。フレーム重量は当時のMadone史上最軽量の750gを達成。

第5世代(2016~)

KVF(Kammtail Vartual Foil)チューブはフォーク、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステーに採用し、専用パーツを多く用いたインテグレーテッド設計によるエアロロード化。
エンデュランスモデルのDomaneで用いられていたIsoSpeedテクノロジーを採用し快適性をも高めた構造。
フレームには600 Series OCLV Carbonを使用。

第6世代(2018~)

従来のジオメトリーであるH1とH2の間を取った「H1.5」フィットが登場。
リアのIsoSpeedは独自の調節機能が搭載され、ライダーの好みに応じてしなりを変更できるようになりました。

また今では当たり前となったディスクブレーキモデルは2019年モデルの第6世代から登場。
SLRグレードにはOCLV 700 Carbonを採用。

第7世代(2018~)

トップグレードには軽量な800 Series OCLV Carbonフレームを採用し、第5世代より続くKVFエアロチューブ形状。
シートチューブ上にある特徴的な穴はこれまでにない新しい技術「IsoFlow」により空力性能の向上や軽量化だけでなく快適性にも優れている。

以上、TREK Madoneにおけるモデルの歴史・変遷についてのご紹介でした。
今後新たな情報が出ましたら、こちらの記事にて追加していきます。

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この記事を書いた人

スターバイクス代表