
こんにちは、スタッフの瀬谷です。12月に大磯クリテリウムというロードバイクのレースに出て以降レース用のサブバイクを用意しようと考え、悩んだ末に用意したのが価格を抑えながらもアルミフレームで軽量レーシングモデルとして人気の「TREK Emonda ALR Disc」でした。
せっかく組むならあまり他人とかぶらない特別な1台を用意したいと考え、手に入れたのが海外ではラインナップされながらも日本では未発売だったカラーのフレームセットになります。
目指したのはクリテリウムレースに活用できつつも普段のライドでも楽しめる万能なレースバイク。
早速ご紹介したいと思います。
目次
Emonda ALRとは
公式サイトより抜粋してご紹介↓
表彰台の頂上に立てる作り
真のレースバイクのように登り加速するÉmonda ALRは、圧倒的に軽く、速く、楽しいアルミロードバイク。レースで速さが輝くジオメトリーと空力性能に優れたチューブ形状を採用。しかも、キットを新調してレースの参加費を払い、ライド後にビールで喉を潤せるほど財布に優しい価格に設定されている。

究極のフェザー級
トレック最軽量のアルミロードバイクであるÉmonda ALRは、軽々と坂を登り、バイクが酷使されるレースシーズンでさえも十分に耐え抜く。唯一の心配事は、速度違反になるほどの速さだろう。

ただ純粋に、速い
トレック最速のアルミロードバイクには無駄な機能は一切なく、空力性能を高めるカムテールチューブ形状を採用して速さを優先している。

完全レース仕様
プロのモデルと同じジオメトリーで造られたアルミレースバイク。風を切り裂き、パワフルに漕げる姿勢で走れる。

速さを引き出すクリーンなインテグレーション
新たな内蔵ワイヤリングがコクピットをすっきりさせ、空力抵抗を軽減。見た目がクールなだけでなく、驚くほど速い。
以上が公式サイト上での紹介となります。
現在では軽量を売りにしたカーボンモデルのEmondaが廃盤となり、エアロモデルのMadoneと統合され現行のMadone Gen 8がTREKにおける主力のレースバイクとなっていますが、その次にレース仕様として販売されているのが超軽量な300 Series Alpha アルミフレームを採用したEmonda ALRになります。



カラー/Crimson to Dark Carmine Fade

カラー/Slate Prismatic/Black Prismatic Fade
日本でのラインナップは12速機械式変速の105が搭載されたEmonda ALR 5が320,000円(2025年1月現在)にて販売されています。カーボンフレームのMadone SL 5 Gen 8がほぼ同じパーツ構成で449,000円で販売されており、Emonda ALR 5はTREKのレースバイクが気になっている方に価格を抑えてお薦めできる1台です。


Emonda ALR フレームセット

今回私が手に入れたのは海外で2024年モデルとして販売されていたEmonda ALR フレームセットになります。
カラーはDnister Black。ガンメタにラメが入った色合いでダウンチューブに入っているロゴはOutlineタイプ。
こちらのフレームセットは通常ラインナップに載っていませんが入手することが可能です。
詳しくは店頭にて直接問い合わせていただければと思います。
カーボンフレームに並ぶ実測重量


Emonda ALRの魅力はなんといってもその軽さにあります。
私が乗るフレームサイズは50で実測重量を計測してみたところ1190.5g(ディレイラーハンガー、シートクランプ、ボトルケージボルト付)でした。

カーボンフォークはコラムカット済みで403.4g(カーボンコラム用アンカー付)です。
カーボンコラム用アンカーは27.6gあるので実際は375.8gと分かります。
<参考情報>Emonda SL フレームセット実測重量


上の画像はEmondaのカーボンフレームモデルであるEmonda SLのフレーム実測重量です。
余計な付属品はすべて外した状態でフレームが約1900gにフォークが約360gでした。
一般的にカーボンはアルミより軽いと思われがちですが、TREKのEmonda ALRならば同モデルのカーボンフレームとほぼ変わらない軽量さであることが分かります。

1年前に私はこのEmonda SLをベースに改造したモデルで6.8kgのバイクを組み上げてヒルクライムレースに出ました。
そうなるとフレーム重量が変わらないEmonda ALRでも軽量カスタムで6㎏台で組めることになります。
しかもEmonda ALRはただ軽さを追い求めたバイクではなく主戦はロードレース、速く走るために設計されたバイクです。まさに軽くて速いアルミフレーム好きにはたまらない理想のレーシングモデルです。
オリジナルカスタムとこだわりポイント

今回のコンセプトは「クリテリウムレースに活用できつつも普段のライドでも楽しめる万能なレースバイク」。
レース用サブバイクでもあるため、極端にお金をかけずに手元に余っているパーツを用いつつカスタムしました。
Trek RCS Pro Blendr Stem

組み立てるにあたり絶対に外せなかったのがTREKのMadoneやDomane SLに採用されているケーブル一体型ステムのTrek RCS Pro Blendr Stemになります。

以前に上記記事で紹介した内容になりますが、いつか自分のバイクで実際に試してみようと思いこの度叶える事が出来ました。


導入理由は”見た目がスマートで格好良いから”この一言に尽きます。
RCS Proステムを使うことでヘッドから出ているケーブルがステムまで隠れる形になり、加えて専用スペーサーでヘッド回りにボリュームが出るのでよりレーシーなデザインになります。
BONTRAGER Aeolus Pro 51 ホイール

BONTRAGER Aeolus Pro 51 ホイールは私がこれまで使ってきたホイールの中でもお気に入りのモデルです。
エアロと軽量さにおいて使い勝手の良い50mmハイト台のホイールにおいて他社と比較して横風からの影響も受けにくく、上位グレードのRSL 51と比較すれば軽量さと横剛性で劣るものの、20万円台のホイールの中ではバランスの良い設計で場面問わず活躍するお薦めホイールです。

特にこのホイールは最新のトレンドでもあるリム内幅が23mmあり、例えば上記写真ではPIRELLIのP-ZERO RACE チューブレスレディの28cを取り付けるとタイヤ幅は実測値で30mmを越えてきます。
広いリム内幅はタイヤの転がり抵抗の少なさはそのままにエアボリュームを増やして乗り心地も良くできる仕組みです。

BONTRAGER COMP ロードハンドルバー

このハンドルはTREKの完成車の多くに採用されています。お値段は驚きの6,900円。ハンドルとしては非常に安価なものとなっています。何故このハンドルを選んだかといえば…

最近のハンドルに多いフレア形状を採用しており、COMPハンドルには10度のフレアでブラケット部に対しドロップ部は左右それぞれ20mm広くなります。
ラインナップも豊富で360/400,380/420,400/440,420/460,440/480mmの5サイズから展開しており、私は380/420mmを好んで使用しています。
フレア形状はブラケット部は空気抵抗を抑えたコンパクトなポジションがとれ、ドロップ部は幅広で力が込めやすくなります。

重量は290gと決して軽くはないですが、落車のリスクもあるクリテリウムレースでは高額なカーボンハンドルで落車時に折ってしまった時のショックよりも気兼ねなく使えるアルミハンドル、加えてケーブル外装仕様による交換の手軽さを考えて選びました。
SRAM Force XPLR eTap AXS


SRAM Force XPLR eTap AXSは手持ちのコンポーネントで一式余っていたため導入しました。
XPLRはSRAMのグラベルコンポーネントに使われるモデルで、フロントシングル46Tに対しリアのカセットは10-44Tが付いています。
クリテリウムでは44Tほどの軽いギアは使いませんが、ヒルクライムやロングライドでは使える場面も多く、幅広く活用できます。またスプリント時にはフロント46T-リア10Tのギア比で踏むことができます。
ただし、このギア比でもスプリントでは足りないこともあるため、後々より歯数の大きなチェーンリングを導入したいと考えています。
WAKO’S SP-R スーパープロレーシング

ブレーキオイルにはSRAMの純正オイルではなく普段お世話になっているWAKO’Sの営業さんにお薦めされたSP-R スーパープロレーシングを使いました。

純正オイルよりも若干サラッとした感じがしますが、今回使うのが初めてなので実際のフィーリングに関しては後日インプレッション時に書きたいと思います。
500mlで5,123円と高いように感じますが、1回の使用量を考えれば実際は純正オイルを買うよりもお得だったりします。但し長期間の保管はDOTオイルの場合向いていないため、頻繁にオイル交換の機会がある方にお薦めです。
詳細スペック
| フレーム | Ultralight 300 Series Alpha Aluminum, Invisible Weld technology, tapered head tube, internal cable routing, flat mount disc, 142x12mm thru axle |
| フォーク | Émonda ALR full carbon, tapered carbon steerer, internal brake routing, flat mount disc, 12x100mm thru axle |
| ハンドル | Bontrager Comp, アルミ, 31.8mm, 80mmリーチ, 121mmドロップ, ブラケット幅38cm, ドロップ幅42cm |
| ステム | BONTRAGER RCS Pro, -7度, 長さ80mm |
| バーテープ | スパカズ スターフェード |
| サドル | fi’zi:k TEMPO ALIANTE R5 |
| コンポーネント | SRAM Force XPLR eTap AXS クランク長 167.5mm フロント歯数46T リア歯数10-44T |
| ホイール | BONTRAGER Aeolus Pro 51 |
| タイヤ | PIRELLI P ZERO™ RACE TLR |
| ボトルケージ | スパカズ FLY CAGE ANODAIZD |
完成車重量

組み上げたバイクの重量はペダル無しの状態で8.06㎏となりました。
ボトルケージがなければ8㎏ちょうどくらいになりそうです。
ギャラリー







次回は雑記は実走インプレッション
次回の「スタッフ瀬谷の雑記」では組み上げたEmonda ALRに乗ってインプレッションを書きます。
瀬谷が所有するMadone SLR Gen 8やDomane SLR、Emonda SLと比較してどう感じたのかをチェックしていきたいと思います。
楽しみにお待ちください!
この記事を書いたのは…

STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場はMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。
