スポーツバイクを始めると、「今日は何キロ走ったのか？」「今時速何キロで走っているのか？」と知りたくなってきます。少し慣れてくるとケイデンスや心拍、パワーにも興味が出てきたり、今まで行った事がない場所に行くためにナビ機能が欲しくなってきます。それらを知る上で必ず必要になってくるのがサイクルコンピューターです。
今回は用途別にお薦めのサイクルコンピューターをご紹介します。
目次
サイクルコンピューターの選び方
サイクルコンピューターの選び方は、あなたのサイクリングの目的に大きく左右されます。
以下に、一般的な用途別の選び方を詳しくご紹介します。
通勤・通学メインの方
価格目安：1万円以下
必要な機能: 速度、距離、時間
おすすめポイント
シンプルで使いやすいモデル: 操作が簡単で、必要な情報がひと目でわかるものがおすすめです。
コンパクトなサイズ: ハンドル周りに取り付けても邪魔にならないものが良いでしょう。
バッテリーの長持ち: 毎日使うことを考えるなら、バッテリーの持ちが良いモデルを選びましょう。
おすすめのメーカー
BONTRAGERやキャットアイのベーシックモデルがおすすめです。
週末のサイクリングを楽しみたい方
価格目安：1～4万円
必要な機能: 速度、距離、時間、高度、ケイデンス、心拍
おすすめポイント
GPS機能: 自分の走行ルートを記録したり、新しいルートを探したりする際に便利です。
大容量バッテリー: 長距離のライドでもバッテリー切れの心配が少ないものが良いでしょう。
スマートフォン接続: スマートフォンと連携して、走行記録をネット上に保存できます。
おすすめのメーカー
brytonやiGPSPORTのエントリー～ミドルモデルがおすすめです。
遠くまで行きたい・詳細なデータを見たい・本格的なトレーニングを行いたい方
価格目安：5万円～
必要な機能: 速度、距離、時間、高度、ケイデンス、心拍数、パワー、ナビゲーション
おすすめポイント
高精度なセンサー: 細かいデータまで正確に計測できるものが重要です。
豊富なトレーニング機能: インターバルトレーニングやヒルクライムトレーニングなど、様々なトレーニングメニューに対応しているものがおすすめです。
データ分析機能: 過去のデータを分析することで、トレーニング効果を最大限に引き出すことができます。
地図表示機能: 地図を見ながら走行でき、ナビ機能を使って目的地まで迷わず行くことが出来ます。
おすすめのメーカー
GARMINやwahooのミドル～ハイエンドモデルがおすすめです。
おすすめサイクルコンピューター
※価格は2024年9月22日時点のものです
通勤・通学メインの方
BONTRAGER RIDEtime サイクリング コンピュータ
価格：9,900円(税込)
走行速度や距離、さらには消費カロリーまで表示するシンプルで扱いやすいサイクリングコンピュータ。
週末のサイクリングを楽しみたい方
bryton Rider420C ケイデンスセンサー付
価格：14,300円(税込)
「シンプルで使いやすい」をテーマとし、ライドをより楽しくするために、Rider 420 は2.3 インチ光学粘着ディスプレイを搭載し、どの角度からでもはっきりとデータを確認することができます。 ターンバイターン方式でのナビゲーション機能により、初めての場所でも安心して進むことができます。また、測位衛星システム (GNSS) を完全にサポートしており、素早く衛星信号を捕捉し高精度の位置情報の取得と記録を保証します。 ANT+ および BLE センサーの最大限の互換性を提供する Rider 420 は、手軽に使えるるシンプルで高精度の GPS サイクリングコンピューターです。
iGPSPORT BSC300
価格：21,560円(税込)
フルラミネーション加工の2.4インチカラー画面がとても見やすいサイクルコンピューター。スイス製のチップを採用し、街なかでも山の中でも高速で測位が可能。しかも新世代Bluetoothプロトコルによって高速でデータをアップロード。IPX7の防水、防曇はもちろん、一体成形のボディーは落下に強く傷つきにくい素材を採用しています。
※ケイデンスセンサー・心拍計は別売
bryton Rider 460D（ケイデンス・心拍センサー付属）
価格：24,750円(税込)
Bryton Rider 460 は、サイクリングをより楽しくするサイクル コンピューターです。 2.6 インチの大型白黒画面は鮮明な視認性を提供し、新たに改良された GUI (グラフィック ユーザー インターフェイス) が、ライド データを簡潔に分かりやすく表示します。最大32 時間駆動の強力なバッテリーにより、途切れることなくデータ表示やルート案内を楽しめます。 新しい革新的な分岐点スナップショット機能は、交差点で周囲の道路を明確に視覚的に表示し、事前に登録したルートを正確に保つことで、確実なナビゲーションを保証します。 さらに、Rider 460 の クライムチャレンジ機能はグラフィックで表示されるため、ライダーはコース中の上り坂を簡単にクリアできます。
bryton Rider 750SE-C（ケイデンスセンサー付属）
価格：39,050円(税込)
Rider 750 SEがあなたの中の冒険心に火をつけます。ロングライドに最適なRider 750 SEは、高度なナビゲーション、ルートの再検索、クライムチャレンジ、さらにスマートトレーナー連携などのトレーニング機能が豊富で、最高のライディングを体験できます！エクスプローラーやナビゲーションで新しいルートを作成するとき、未知の世界へ新たな冒険に乗り出すとき、ルート案内に従っていて曲がり角を逃してしまったとき、Rider 750 SEはあなたの旅をサポートする究極のパートナーとなります。室内トレーナーでトレーニングする時、750 SEは最高のトレーニングパートナーとして、トレーニングの目標を達成するためにスマートトレーナーと連携します。
より遠くまで行きたい・詳細なデータを見たい・本格的なトレーニングを行いたい方
GARMIN Edge 540 セット
価格：80,800円(税込)
Edge 540は地図と先進のトレーニング機能を備えたサイクルコンピューターです。レースやトレーニングの目標を達成するために最適なギアです。 一度の充電で約26時間稼働。
GARMIN Edge 840 セット
価格：85,800円(税込)
先進のパフォーマンス機能を搭載したサイクルコンピューEdge 840は地図と先進のトレーニング機能を備えたサイクルコンピューターです。タッチ操作にも対応しています。レースやトレーニングの目標を達成するために最適なギアです。
Wahoo ELEMNT ROAM/WFCC6B/ワフー エレメントローム GPSサイクルコンピューターバンドル
価格：71,500円(税込)
エレメントロームに心拍、ケイデンス、スピードセンサーが付いたバンドル。新しい ELEMNT ROAM は、サイクリストがより遠くまで、より長く、より長くライドできるように設計されています。新しい革新的な機能はデュアルバンドGPS、強化されたナビゲーション、 鮮やかな64色のカラースクリーン、画面のコントラストの向上、メモリのアップグレード…。最もパワフルで直感的なGPSサイクルコンピューターがWahoo エコシステムに追加されます。 新ELEMNT ROAMはパフォーマンス、使いやすさ、卓越したルーティング機能を備えています。
トレーニングで上達したいならケイデンスと心拍機能は欲しい
ケイデンスと心拍数が分かればトレーニングやダイエットといった目的に適したサイクリングができます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
スタッフお薦めはGARMIN製コンピューター
スタッフの瀬谷はGARMINの1世代前のモデルであるEDGE530を使用しています。
GARMINはお値段は張るもののサイクルコンピューターのあらゆる機能を網羅しています。
通常機能が多すぎると設定方法や使い方が分かりにくくなるものですが、直感的に操作することができ、内部処理機能も優れているため複雑な操作をした時でもエラーで処理落ちすることがありません。
GARMINのイメージはサイクルコンピューター界のiPhoneです。世界中で使用している人が多い分、起きたトラブルに関しても解決済みであることが多く、日本ではガーミンジャパンが設立されており故障などのサポートもスムーズに対応してもらえます。
私は普段GARMINのナビ機能を良く使います。GARMINは数あるサイクルコンピューターの中でも日本地図が見やすいです。他メーカーでは通常地図データを読み込むと内部処理が重く、すぐに読み込めなかったりナビでの誘導がなかなか始まらないことがありますが、GARMINであればストレスなく使用できます。
GARMINで記録したデータはGarmin Connectソフトを経由してStrava等に共有することができます。
またGarmin Connect上で走行時のデータをより詳細に確認できるのでトレーニングの参考にもなります。
GARMINのオリジナルマウントは世界で最もスタンダードなサイクルコンピューターマウントと言えます。
そのため、純正のマウント以外のTREKを含む様々なメーカーのマウントでGarmin用マウントが発売されているので取付に困ることはありません。
最近では他社でもカラー液晶にナビ機能やGarminと同レベルの機能を持ったモデルが増えていますが、いざ使うと起動速度や内部の処理機能が一歩遅れたり、フリーズすることもあるのでGARMINが最新のiPhoneならば他社は出始めのAndroidぐらいに差を感じます。
なので価格は高いですが、ストレスなく使いたい、サイクルコンピューターがもつあらゆる機能を利用したいと考える方であればGARMINを購入して後悔することはないでしょう。
この記事を書いたのは…
STAR☆BIKES 瀬谷祐介（メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ）
自転車業界に勤めて8年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場はMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。
