
スタッフの瀬谷です。久しぶりの雑記投稿になります。
富士ヒルクライムでのブロンズ達成が終わると自分にとっての挑戦も一段落し、ここからは秋に向けて箱根ヒルクライム初参加や再びブルベ参加に向けて準備していくことになります。
そこで今回はTREKにおける軽量エンデュランスモデルにあたるDomane(ドマーネ)が人一倍好きな私が最上級グレードのSLRをProjectOneのオリジナルカラーにて注文した際の様子をご紹介したいと思います。

注文時の様子
実はDomane SLR 9 AXSを注文したのは富士ヒルクライムに出走する前、5月前半の頃でした。

ProjectOneでの注文はオリジナル塗装によるアップチャージを追加することで、ボディカラーやロゴカラーを数多くあるカラーラインナップから自分の好きな組み合わせで世界に一台だけのオリジナルバイクを注文することができます。
またクランク長やステム長、ハンドル幅も自身の好みに合わせて注文できるため、後になってポジションが合わないからパーツを交換するというような面倒もありません。




カラーリングについては毎年一部のカラーが入れ替わり、24年の8月時点ではボディカラーが71色、ロゴカラーは59色、その組み合わせはなんと4189通りもあります。
また現在はヘッドバッジのカラーも4色から選べるようになっています。
加えてロゴパターンはモデルに応じた種類が用意されています。

フレームサイズやパーツ構成、ICONシリーズと呼ばれるプレミアムカラー選択に応じて納期は異なり、私の場合はシンプルにボディカラーとロゴカラーのみ変更した為およそ1か月半の納期目安となりました。
注文を終えると登録したメールアドレスにTREKより上記内容で連絡があり期待が膨らみます。

5月末にはなんとTREKから送られてきたメールには塗装された自分のフレームと塗装してくれたペインターの写真が送られてきました!
ここからパーツアッセンブリが行われ日本へ向けて出荷されます。
アメリカの工場にてTREKのプロメカニックによって組まれ、船便にて送られてくるのでここからおよそ1か月ほどかかります。
車体到着~組立

7月初週、通常の車体とは異なる大きさの箱が到着しました。
ProjectOneはアメリカで特別に車体が組まれ、輸送中に傷がつかないよう厳重に保護され一際大きな箱でやってきます。
早速開けて確認してみましょう!

外側の箱を開けると中にはバイクと輸送時に外部からの衝撃で段ボールが変形しないようバーが通っています。


箱から出してまずは仮組みを行います。
今回ProjectOneでホイールに関してはBontrager Aeolus RSL 62を選択しました。
既に50mmハイトは所有していたため、62mmハイトはエンデューロレース等サーキットコースで止まることがない場面なら活躍しそうと思い選びました。普段のロングライドではより軽量なホイールに履き替えて使用します。
この時点での重量は7.69kg、サイズは50になります。
ちなみにコンポーネントですが、Domane SLR 9 AXSになるのでSRAMの最上級グレードREDが付いてきますが、注文時期はまだ新型のE1が出ていなかったため一世代前のD1になります。
SRAMについて詳しくは以下の記事をお読みください↓


カラーリングはボディカラーをQuicksilverにロゴカラーをDaintreeにしました。
Quicksilverはカーボンフレームなのにアルミフレームの様にシルバーになっているのが個人的に好きなので、Daintreeはかなり濃いめの緑色のメタリックカラーで一見黒色のロゴに見えるけど実は太陽光に当たると緑色になっているのが分かるというアクセントで入れました。
このように人それぞれの好みでオリジナルカラーのバイクが注文できるのがProjectOneの良いところですね。

組み立てに関してですが、アメリカで組まれてはいるもののブレーキホースの長さなどポジションによって変わる部分は調整されていないため、仕上げは私自身で行います。
加えて今回は完成車スペックとは別に気になっていたパーツを別途用意し組み上げました。



一つ目はカーボンハンドル「Bontrager Aero Pro Roadハンドルバー(¥34,900-)」
サイズはブラケット幅390mm/ドロップ幅420mmで実測重量は252.5g。


新型Madone Gen 8で採用されている「Trek Aero RSL Roadインテグレーテッド ハンドルバー/ステム(¥89,900-)」のセカンドグレードにあたるモデルで、フレア形状による空力性能の向上と快適性に優れたハンドルです。



サドルは完成車に付いていたBontrager Verse Eliteからfi’zi:kの「TEMPO ALIANTE R1 ADAPTIVE(¥54,100)」にしました。
元々ADAPTIVE(3Dプリントモデル)ではない通常のTEMPO ALIANTEを好んで使用していたのですが、以前ブルベに出た際はさすがに座骨結節(サドルの上で身体を支える左右の飛び出た骨)に痛みが出てしまい、それならば痛みの出にくい3Dプリントタイプにしようと選びました。
実際に先日箱根の方を160㎞程走ったのですが、座骨結節に痛みが全く出ず感動しました。

ボトルケージはSUPACAZよりFLY CAGE Ti FLYのオイルスリックカラーを選択。
重量は約28gになります。ロゴカラーのDaintreeに合わせて緑が入っていて、尚且つ人と被りにくいものということで選びました。

バーテープも普段選ぶことがない布製のViVAコットンバーテープ(¥1,980-)を選択。

カラーが豊富にあり、今回はロゴカラーに合わせた濃い緑色のダークグリーンにしました。
生地は薄くさらっとした手触りが特徴ですがグリップ力はあまりないので、普段はブラケット中心で握りバーテープはお洒落として使っている方には良いと思います。





ホイールですがBontrager Aeolus RSL 62は特定のレースで使用するため、普段のロングライドやヒルクライム、他にもブルベ用に使えるホイールとしてDT SWISSの「ERC 1100 DICUT 35」にしました。
DT SWISSから発売されているエンデュランスモデルでリムハイトは35mm、リム内幅は22㎜あり28~32mm幅のタイヤとも相性が良いです。


1100はDT SWISSのトップグレードを示す名称であり、SINCセラミックベアリングを組み合わせた軽量かつ空力性能に優れたDICUTタイプの180ハブが採用されています。重量は実測値(リムテープ込)でフロントが631.2g、リアが752.1g、前後合計で1383.3gになります。



タイヤはPIRELLIのP ZERO™ RACE COLOR EDITION 700×26cのライムカラー、チューブはMageneのTPUチューブEXARを選択。P ZERO RACEは軽量なだけでなく転がり抵抗の少なさ、安定したグリップ力、総合的に優れておりお気に入りのタイヤです。またTPUチューブは熱に弱く、夏の暑い時期は危険と言われることもありますがMageneのEXARは耐久性に優れており、TPUの中では若干重いかもしれませんが安心して使えるチューブです。

これらのパーツを用いて組みあがったのがこちらになります。
ペダルはShimano PD-M9000(約310g)にBontrager アドベンチャー トップチューブ バッグを付けた状態での実測重量ですが7.69kgとなりました。Domaneとしてはかなり軽く仕上がりました。
簡易インプレッション

先日、椿ラインを通って箱根の大観山展望台まで往復で160㎞のライドをこのDomane SLRと共に走ってきました。
これまでセカンドグレードのSLでロングライドを行っていましたが、SLRはさらにもう一段階フレーム重量が軽くなっており、より軽快な走りで登りを楽にしてくれます。またDomaneならではのIsoSpeedによる臀部への衝撃の少なさやヘッドアングルやホイールベースによる直進安定性の良さは他モデルと比較して一際優れていると感じます。
またジオメトリー設計がレース主体のMadoneと比較してハンドル位置が高く、近い位置にあるのでロングライドやアップライトな姿勢でロードバイクを乗りたいと考えている人には長時間乗っていても上半身に疲れが出にくいDomaneをお薦めします。
その中でもDomaneを使ってホビーレースやヒルクライムに出てみたいと考えている人には瞬間的なスプリントでは一歩遅れますが、それでも最上級のSLRグレードなら幅広く対応できるバイクだと言えます。

私自身はロードバイクにトップチューブバッグを取り付けてスマートフォンや金銭を持ち運ぶのが好きなのですが、大半のモデルはバッグをベルトで留めるものの、Domaneではトップチューブにボルトオンの台座が用意されているため見た目がスマートなだけでなく、ダンシングや信号待ちでサドルから降りた際に膝がバッグに当たってもズレないというのもDomaneが好きな理由の一つです。

ダウンチューブにある内蔵ストレージはパンク対策用の予備チューブを仕舞っておくことができ、私の場合は2本入れてあります。ツール缶やサドルバッグでは2本もチューブを入れると嵩張りますし、なにより重心が高くなるので車体の安定感が損なわれますが、Domaneではダウンチューブの低い位置に仕舞っておけるのでより安定感を増すことができます。もちろんチューブ以外にも携帯工具や小型のポンプも仕舞えるので、最低限のパンクキットであればこの内蔵ストレージだけでこなせるのも良いですね。



ということでこれからはDomaneに関してはスタッフ瀬谷はAL・SL・SLRの3グレードに乗っていくことになります。
トレックのドマーネが気になっているという方はお気軽にご相談ください!
グレード毎の違いやお客様の乗り方の希望に合わせてご案内いたします。
この記事を書いたのは…

STAR☆BIKES 瀬谷祐介(メカニック/ライドイベントアテンドスタッフ)
自転車業界に勤めて7年目、普段はロードバイクでのロングライドや県内の未走行のコースを探索し、STAR☆BIKESのコース紹介記事も書いている。ヒルクライムが好きでMt.富士ヒルクライムにも毎年出ているが、登りはけっして速くない。
2024年の富士ヒルで念願の初ブロンズを達成。夏場にはMTBでふじてんに行きパークライドも楽しむ。
これまで50台近いバイクに乗り換えており、バイクの特徴を掴んでお客様の希望に合わせた1台を提案することに長けている。
