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【レースレポート】九十九里トライアスロン・スタンダードディスタンス完走!

こんにちは、 STAR☆BIKES 店長の内田です。
今回は、私が参加した 九十九里トライアスロン2025(スタンダードディスタンス) のレースレポートをお届けします。巷では99Tと略されて親しまれています。

「トライアスロンはきつい競技」というイメージを持つ方も多いと思いますが、実際に挑戦してみると、自然の中で自分のペースでスポーツを満喫しながら最高の達成感を味わえる競技です。泳ぐのも走るのも苦手な私ですが、今回のレースを通して、その魅力をお伝えできればと思います。

レース概要

大会名:九十九里トライアスロン 2025

カテゴリー:スタンダードディスタンス(SD)

種目距離:スイム1.5km / バイク40km / ラン10km

天候:晴れ、気温やや高め、海は穏やか

参加者数:約1,600名(10のクラス[ウェーブ]に分かれてスタート)

レースコース


スイムコース:コースは一宮川の河口から川を遡上する形で750m行き、折り返してくる1500mコースです。当日は満潮ということもあり、川に向けて海水が流れ込んでいるようでした。流れは往路は流れに乗り、復路は流れに逆らう形になるのかな。
バイクコース:東金九十九里有料道路の起伏の少ない40km。高速道路はやはり風の影響が大きいので、エアロポジションを死守して耐えよう。
ランコース:一宮海水浴場沿いを走る10km。景色のいい海を眺めながらゴールを目指します。

目標

SD2戦目となる今回は3時間切りを目標とします。前回初SDの木更津では3時間5分と僅かに3時間を切れませんでした。木更津はスイムではペースをあえて上げず、ランはひざ痛がありペースが落ちましたので、この辺りを改善させることができれば実現できるタイムです。スイムでのペースアップ、そしてランでのペースアップ、2度あるトランジションは走って移動(歩かない)する!

※左の画像はトライアスロン界で有名なバイクブランドCEEPOの田中社長。
トライアスロン歴34年の大ベテラン。アイアンマン完走26回、Ironman World Championship Kona10回出場・年代別優勝経験あり。生涯スポーツとして100歳現役が目標で、70歳を超えた現在もレースに参戦し続けている。昨年Ironman Japanではエイジ優勝
日本中のトライアスロン会場を渡り歩き、人だかりができる程の有名人です。とても気さくに的確なアドバイスをくれるので、見かけたら話しかけましょう!

補給食

トライアスロンを始めて3か月で3戦目。まだ大した成績を残せるわけではないですが、ベストが出せるように準備はしました。今回は3時間前後のレースでしたので、軽めの補給です。
前日~レース前:パスタとパラチノース水
レース直前:アミノバイタル パーフェクトエネルギー
バイクスタート直後:エネ餅
バイク補給水:パラチノース水
バイク折り返し地点(20km地点):アミノバイタル プロ
ランスタート直後:アミノバイタル プロ、梅丹 2run
ラン5km地点:メダリスト カフェイン200
※画像はアイアンマン南北海道の時の物

レース前

【5:30】
トライアスリートの朝は早い。日が上がり始めたころ、指定の駐車場に車を止め、バイクに乗って受付会場へ。秋の早朝は肌寒く、トライスーツ一枚で過ごすにはやや肌寒かったです。
受付を済ませたらトランジションエリアの準備です。先日のアイアンマンとは違い、トランジションは一つのエリアで完結できるので、とても楽です♪スタンダードディスタンス最高!
一通り競技の準備を終えたら、重要な作業「会場の散歩」です。
スタート地点であるスイム会場までのルートや時間の確認、スイム~T1へのルート確認、T1~バイクへのルート確認などトランジションには入り口や出口が複数あるので、レース中のタイムロスを減らすために散歩は念入りに行います。トランジションからスイム会場まで徒歩10分か。
コースが頭に入ったところで、ストレッチや事前補給を行います。今回は中距離のトライアスロンとはいえ、計算通りに体にエネルギーが蓄えられているかは分かりませんからね。
出走時間30分前にはスイム会場に向かう。スタートであるスイム会場ではセンサーと第6ウェーブの水色スイムキャップを受け取り準備完了。

スイム

レース一週間前に指先を怪我して縫合しているので、防水グローブを付けて臨みました。防水グローブは偶然にもキャップと同じ色だった。(笑)そしてスタート直前に設けられた試泳を済ませる。
9:10になりレーススタートとなった。第6ウェーブの200名が一斉に入水。一斉入水は初めてだ。ここの海(川)は入ると一気に深くなる。2歩くらい進むともう腰以上の水位。ウェーディングやドルフィンをする間もなく泳ぎ始める。
川を二つに分けた直線的なコースだからか一斉スタートだからか、最初から周囲の選手との接触が多く、一気に緊張してきます。これは最近参加した木更津やアイアンマンとは大きく違いますが、とにかく落ち着いたペースで進もう!
怪我している指先が他の選手と接触しないように気を付けながら泳ぎはじめるが、難しいことに気が付きすぐに人の少ないアウトコースを泳ぐ。泳ぎやすいところはしっかりペースアップして、逆に人の多いところは避けたりして慎重に泳ぎました。
泳いでいる最中はトライアスロンウォッチを見ている余裕はないので、ペースや疲労度合いは感覚でつかむ。
スイムに不慣れな私は泳いでいる最中に心拍的に追い込まれると怖いので、あくまで余力は残す。
【主な使用機材】
HUUB製ウェットスーツ Agilis(アジリス)

距離:1,453 m
経過時間:36:27
ペース:2:30 /100m

3時間切りまで残り2:23:33

トランジション1~スイムからバイクへ~

指先が地面に触れたので立ち上がると大きくふらつき、二三歩よろめいたがすぐにバランスが保てた。これが波酔いかな?
HUUBのウェットスーツを上半身だけ脱ぎながら砂浜を走った。途中で地元の(?)子供たちがエイドステーションで元気に差し出してくれる。なるべくエネルギーに変わるものを受け取る。
朝の散歩のときには気が付いていたが、トランジションエリアが本当に遠い。木更津のT1は100mだったのに対して、九十九里は1,200m。これは目標の3時間切りには大きな障壁だ。
急いでトランジションエリアに着き、ウェットを脱ぎ、アイウェア→ヘルメット→ソックス→シューズの順に身につけて、トランジ出口へ自転車を押して走った。

バイク

トランジションエリアを抜けたらバイクに飛び乗ります。しばらくの間は道幅の狭い「追い抜き禁止エリア」なのでのんびりライド。後に控える苦手なランの為にも足を消耗するわけにはいきませんので、あまり踏まず加速は緩やかに行こうと思っていましたのでちょうどいい。とは言いましてもロードより前傾姿勢のトライアスロンバイクなのでどうしても踏み足基調になってしまうんですけどね。(笑)
起伏の無いコースなので圧倒的にトライアスロンバイク(TTバイク)が良いですね。アイアンマンの際にロング用のアームレストの高さにセッティングしたままでしたが、SDのような1時間ほどであればもっと下げても姿勢維持は可能だったなと感じました。
折り返し地点を過ぎ、計画通りの補給食を取りながら考えたのですが、ここまでの平均心拍がZ3で足の疲労感もあまりなかったので、ゴールまでZ4まで上げて走りました。まだ余裕があったので、今後も少しづつ上げていってみようかな。もちろんランに影響しない範囲内で。
【主な使用機材】
CEEPO製トライアスロンバイク VIPER(バイパー)
HUUB製トライスーツ Anemoi+(アネモイプラス)
TIFOSI製アイウェア RAIL XC(レイルエックスシー)

距離:40.24 km
経過時間:1:15:02
ペース:32.2 km/時
獲得標高:149 m

3時間切りまで残り0:56:00

トランジション2~バイクからラン~

バイク後半で少しペースを上げたらとても気持ちよかった。最後のランは大丈夫かな、と考えながらトランジションエリア直前でバイクから飛び降りる。バイクを元あった場所へ戻しその場でヘルメットをバイザーに替え、シューズを履き替え、トランジションエリア出口に向けて走り出す。

ラン

走り出すといつもそうなんですが、ついついペースが上がり過ぎてしまいます。トランジションから数百メートルのところでふとGarminを見ると4:20/kmで走っていた。10kmはベストで1時間をやや切れるくらいなのに、このペースは完全に持たない。とりあえず5:00/kmまでペースを落とした。これでもいつもより速いペース。しかもスイムとバイクをこなした後だから、尚更速いペースのはずだ。しかし5:30/kmを維持しなければ3時間切りは叶わない。
序盤は海岸線を北上する。淡々と走り続けるとどんどん抜かすことができた。いつもは抜かれるばかりなのに、5:00/kmというのはそういうペースの境目なのか?
しかし3kmくらい走るといつもの膝外痛(腸頸靭帯炎だと思っている)が出始めた。今回は右膝だった。悪化しないように痛くない走り方を模索しながら走るが、おさまらない。計画通り5km地点でカフェインを摂取するものの、6kmくらいになるとちょっと走るのもしんどい痛みになってきて、ペースも6:00/kmくらいに落ちてしまった。
3時間切りは諦めよう。
橋の上で一度立ち止まった。屈んで痛みが出てるあたりを揉んでみる。橋の欄干に捕まり右足先を左膝に乗せて右脚の筋を伸ばす。
とりあえずアイアンマンの時同様に歩き出してみる。徐々に歩くペースを上げていき、走ってみるとなぜか痛みがかなり消えていた!マッサージのお陰か、カフェインのお陰か、とにかく走ろう!
片足だけを庇うことがないように膝の様子を見ながら、コーナーでは負担がかからないようにペースを落としつつ、走り続ける。
徐々にペースは上がっていき、ラスト1km
【主な使用機材】
ミズノ製ランニングシューズ ウエーブリベリオンプロ2
HUUB製トライスーツ Anemoi+(アネモイプラス)
TIFOSI製アイウェア RAIL XC(レイルエックスシー)

走行距離:9.57 km
経過時間:52:19
ペース:5:28 /km

ゴール

最後の1kmは体力を出し尽くすかのようにペースがやたらと上がり、フラッグが多く掲げられた花道を駆け抜けてゴールゲートをくぐりました。
膝の痛みはかなり弱くなっていて、最後は4:30/kmくらいまで上げてゴール!

距離:51.5km
タイム:2時間59分53秒

ギリギリではありますが、晴れて目標タイムを越えることができました!

ゴール後

ゴールエリアはまるでお祭りのようににぎわった会場で食べ物や飲み物がふるまわれていました。
STAR☆BIKES ではトライアスロン仲間募集中です!
速く走りたい方も、お祭り気分で楽しみたい方も集合してください!(笑)
トライアスロンのこの充足感をぜひ一緒に味わいましょう!

STAR☆BIKES 内田

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この記事を書いた人

スターバイクス代表